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パラドール・デ・クエンカ その2

2015-02-12 22:37:54 | スペイン 2014
宙吊りの家を見た後は、まだ明るかったけど遅い時間だったのでパラドールに戻ることに。
これは城砦側から見たパラドール。







そして、あらためてのんびりパラドールの中を見てみると、なんかヘンだなって。







日本人客ほとんど見かけないのに、こんなに丁寧にもてなしてくれるのはなぜ?







この日本語表示には驚きましたが、実はこのクエンカという街は、大泉洋さんたちが出演している『水曜どうでしょう』という番組の最後のロケ地になったところだったんだって。
私は番組を一度も観たことはなかったのですが、このクエンカのパラドールが番組のエンディングのロケ地だったようで、水曜どうでしょうファンにとっては聖地みたいなところになっていた模様で・・・

だからきっと当時は、たくさん日本人が訪れたのかもしれないですね。
なにはともあれ、久々の日本語に出会えたのはちょっとうれしかったかな。
そんなこんなでパラドールをさまよっていたら、ようやくディナーの時間になりました。







前菜・・・






肉料理・・・







デザート・・・

去年のことなので詳細は忘れちゃっいましたとさ笑。

宙吊りの家

2015-02-12 19:00:00 | スペイン 2014
私の泊まっていたパラドールは、クエンカの城砦の外側にありました。







渓谷をはさんで右側がパラドール。
左側がクエンカの城砦。

そして、そこを繋いでいるのは1本の橋だけ。







スペインって、ローマ帝国崩壊後は西ゴート部族の王国が支配していたのだけど、アフリカはモロッコの方から圧倒的勢力のイスラム王朝が侵略してきたんだって。
それが700年頃のことで、その後逃げ延びた西ゴート部族やフランスやドイツのキリスト教勢力が、どんなに攻めても約300年間余りもの間、撃退することが出来なかったんだって。

でも、実際に見てみるとわかる気がするよね。
トレドもそうだったけど、こんな堅牢な城壁に囲まれていたら、攻撃しあぐねるのも無理はないよ。

当時はこんな橋なんて無かったろうし。







向こう岸にたどり着くまでの時間の長く感じられたこと。







そして、たどり着いて、すぐ左側にあるのがクエンカの一番の観光名所と言っても良い『宙吊りの家』。







真っ正面にあるから言われなくてもわかるよね。







言われてみれば、確かに宙吊りの家。
おそらく昔は城門だったのかもしれません。







でね、行った人の感想としては圧倒的に残念ポイントみたいな感想が多かった。
当たり前のことだけど、崖の方に張り出しているわけでもなく、崖の真上に立っている普通の家だからさ。

なので中に入ってみました。
城内に入ると入り口があります。







建物内部がコンテンポラリーアートの美術館みたいになってるんだって。
全く期待をしないで中に入りました。

これは受付横の階段。







段の一段一段が一枚の岩で出来ていて、少し感動。







これは階段を上って振り向いたところ。
入り口と受付が見えます。







ここからが圧巻だった。
コンテンポラリーアートよりも、建物がすごくて。
とにかくまわりのどこを見回しても石また石。
今度来るときはヒールを履いた女性と一緒に来て、室内に響くヒールの音を楽しみたいなって笑。







窓からは向こう岸が見えるんだぜ。







迷路のような入り組んだ通路は、昔の軍事要塞としての面影でしょうか。







鎧戸っていうのかな。







外を見ると高さを思い出す。







ここが一番高い階。
天井はこんな感じになっていました。
こんなに石ばっかりなのに、ここで木?みたいな。







外から見えた木製のベランダは、内側から見るとこんな感じ。
日本の木の建築物とは対照的な石をふんだんに使った建物で、こんな重い物が、あんな崖ギリギリのところに立っていて大丈夫なのかという疑問は当然わいてきます。

そんなこんなで、確かに宙吊りの家は見応えがありました。
クエンカの立派な観光名所ですね。
あんな家に住めたらいいなあ。