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ミケランジェリ ベートーヴェンピアノ協奏曲第5番第3番

2013-12-16 07:23:11 | 音楽
ミケランジェリ ベートーヴェンピアノ協奏曲 第3番第5番

演奏: ベネデッティ=ミケランジェリ(アルトゥーロ), ウィーン交響楽団
指揮: ジュリーニ(カルロ・マリア)
作曲: ベートーヴェン

第5番から始まりましたが

おや?
素人のフルートか?
オーボエかファゴットか?
それともマイクの設置場所が変なのか?
せっかくの音楽を邪魔してます

オケが変な音を出してるような気がして気になります
ピアノが始まってしまうと流石はミケランジェリなのですが
ミケランジェリらしい音色が録り切れていないようなきがします

オケとのバランスが悪いのか?
私としてはミケランジェリのピアノの音をもっと前に押し出せるといいかななんてことを考えてしまいますただしミケランジェリの演奏自体にはなんら問題ないと思います。

皇帝でも2楽章は抜群に気持ちいいのに
何故フルートが素人のような演奏をしているように聞こえる

以前グールドの皇帝でも似たような体験をしたが
もしかして曲に問題があるのでしょうか?
とにかくオケが気になるだけでミケランジェリの演奏は素晴らしいし

だがチェリビダッケとの演奏の方がもっと堂々としていたしベートーヴェンらしく皇帝していたと思いジェリー二との演奏を聴いている間もう1枚の演奏が気になって仕方ありません


チェリビダッケとの演奏と聴き比べてみると



皇帝はチェリビダッケとの録音の方がミケランジェリの良さがわかりやすいですし
ベートーヴェンの皇帝としての作品として楽しめるようです
音楽自体一回り大きくなったかのような威圧感が感じられる演奏だと思いますし
こっちのチェリビダッケとの皇帝は誰にでも勧められる名盤と言えるでしょう。

さて
第3番はどうでしょうか?



ミケランジェリの2楽章の緊張感と3楽章の絶妙なテンポ
これは心の奥に突き刺さります
ただしオーケストラ自体の問題なのかジェリー二の能力の問題なのかオケが輝いているところと全く凡庸で邪魔に感じられるところがあります。
邪魔とは言えませんがミケランジェリの世界について行けないオケとでも言いましょうか?
ピアノの演奏が勿体無いと感じてしまいます。

以上が一度目の視聴感想ですが
もう一度聞いて見ますと?

なんと綺麗な音でしょう
ミケランジェリのピアノ音は!

オケはフルートとオーボエでしょうか?
他の楽器音を無視して吹くという低レベルな感覚で演奏しているので
時折目立ちすぎる音が出ているように思われます。
きっと調性を無視しているのか平均律で音楽をしてるのでしょうか?

ただし
ミケランジェリの演奏はそんな小さいこと御構い無しで素晴らしい集中力で音楽を続けています。

やはり2楽章始まるとミケランジェリのピアノに吸い込まれてしまいますね!
その後のオケがそのピアノに答え切れていないように感じるのはあまりにも酷か?

2楽章はピアノだけ聞いてても幸せになれる素晴らしい演奏ですし
その後の3楽章へのタイミングと絶妙なテンポは素晴らしいし
吸い込まれてしまいます。

批判を覚悟してこの演奏はオケがミケランジェリの邪魔をしていると思います。

Kakishima

コメント (2)
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