代々木公園ヘルスケア鍼灸院blog

渋谷区・富ヶ谷。代々木公園近くの鍼灸院が綴る日々のこと。

“神の手” 白石宏先生

2009-10-28 15:02:07 | 日記



スポーツトレーナーであり鍼灸師である“神の手”、白石宏先生の本「感謝 トレーナー・白石宏を育ててくれた心熱き選手たち」を読みました。

この本は白石先生がトレーナー人生30年を記念して出版されたものです。(3年前の出版だから今は33年)

52人のトップアスリートと白石先生がお互いの出会い、治療について綴っています。

白石先生は陸上出身とあって最初は陸上の選手が多いのですが、主な選手としては、陸上、増田明美、有森裕子、朝原宣治、為末大、副士加代子。プロ野球、清原和博、金本知憲。水泳、鈴木大地、北島耕介。テニス、伊達公子、松岡修造。トライスロン、中山俊行、山倉紀子。柔道、斉藤仁 等日本を代表するそうそうたる顔ぶれです。

又、海外でもカール・ルイス(アメリカ)など治療した様です。

どの選手も白石先生の鍼は“とても痛い”と言っています。しかし、全ての選手が治療後に“痛みがとれた!”“治った!”と言っています。

残念ながらこの本には具体的にどの様な内容の治療をされているのかは書いてありません。私としてはその所が一番気になる所です。

鍼灸の治療原則である陰陽五行論に基づいた“気血の調整”、“虚実の補瀉調整”をされているのか?又、そういったものは無視されて、あくまで筋肉や神経にアプローチするやり方なのか?とても気になります。

この本を読んで分かった事は白石先生には“治療技術以外の力”に長けているのが分かりました。朝原宣治選手の一文を紹介しますと「白石先生にお会いするたびに、先生の人間力みたいなものがレベルアップされていて、常に新しいアプローチで治療されるので毎回驚きの連続でした」「私が一番求めているもの、それは精神的な安らぎのような気がします」「先生に会うだけで希望と元気が湧いてきます、安心感に包まれます」「今の自分にプラスαの力が必要なとき、先生はいつも私に自分自身ではコントロールし得ない力を注ぎ込み、自信、充実感を持って挑めるよう競技会に送り出してくれます」とあります。やはり“治療以外の力”の影響も大きいのでしょうね!

私は先日、ある方から今後の私の治療院の方針について「スポーツ」を特徴に経営をした方が良いのでは!?とアドバイスをもらいました。9/17付のブログにも書いた様に私はこの「スポーツ鍼灸」という言葉に違和感を感じます。

色々と考える所があり、“原点に返ろう!”と考え、ネットで“白石宏”で検索した所、この本の事を知り、購入しました。

私の治療家としての“原点”は6/12付のブログでも書きましたが、それは白石先生への憧れからでした。23年前に雑誌「Tarzan」を読み、トライアスロンを指導して選手を治療する白石先生を知り、単純に“カッコいいー!”と思いました。
それまでは“鍼灸師”というのは年配の先生がお爺ちゃん、お婆ちゃんに鍼と灸をする地味な仕事と思っていました。

一度、白石先生の治療を受けてみようと思います。

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (患者)
2009-10-29 10:01:04
飯田先生の治療も超イイッスよー!
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Unknown (いいだ)
2009-10-29 14:42:13
>患者さん

は、どなたでしょうか?
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キャッチフレーズ (にゃんこ)
2009-10-29 16:00:20
院長も『神の手』みたいなかっこいいキャッチフレーズをつけましょう
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Unknown (いいだ)
2009-10-29 16:27:21
>にゃんこさん

付けてください。
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万年 (アジャコ)
2009-10-30 02:05:46
ネーミング「亀の手」でどうですか
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素晴らしい! (にゃんこ)
2009-10-30 02:39:39
「亀の手」に清き一票をいれます

爆笑してしまった
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