’８６ の夏頃の話です。
ボクシングの試合は出来ないものの、私はジムには週２～３日は通っていました。
引退後は金子会長の好意で「トレーナーライセンス」を取得させて頂き、練習生の指導もしていたのですが、いつの間にか又、自分のトレーニングをする様になっていました。
いつもの様に夕方ジムに行くと、約１年ぶりに見る人がいました。“浪速銀二”（リングネーム）でした！銀二は私と同じ歳で、大阪は浪商野球部出身のやんちゃな長身ボクサーです。（Ｊライト級）
大阪の森岡ジムでボクシングを始め、その後上京して金子ジムに入門。しかし１年程で協栄ジムに移って行きました。結局１年程で協栄ジムから又、金子ジムに戻って来た訳です。
当時の彼は大阪人特有のキャラで、夜のお遊びも忙しかった様で、あまりボクシングに集中出来ていなかった様に思えます。その時点ではプロライセンスも持っていませんでした。同じ合宿生でしたが、私の現役中はあまり銀二との付き合いはありませんでした。
そんな彼が心を入れ替えて又、合宿所に入って、一からやり直すと言う！そこから彼を応援する様になりました。
協栄ジムに行っていた為、彼は代々木公園の近くのアパートに住んでいました。私は会社の車「ＢＥＡＭＳ号」を借り、金子ジム合宿所への引越しを手伝いました。
そのアパートが偶然にも、今の私の治療院の目の前にありました
その後、彼はプロテスト合格！その年の１２月には国技館、浜田剛史の世界戦の前座で１Ｒ・ＫＯ勝ちデビューを果たしました
翌年は６連勝で東日本新人王、Ｊライト級決勝まで進出をしました
左から
金子名誉会長、金子会長、銀二、飯田、？