今、介護と育児という問題に関わりながら日々を過ごしています。
しかし、元々僕は「モノつくり」の出身者で 全く世界の違う人間です。
それが、2003年頃から人生と視点が変わっていきました。
2004年 映画で「半落ち」を見ました。
どこででも起こりうるそして、当時から 来るべき世に問いかけた問題作だったと思います。
DVDを所有していて、今も時々見ることがあります。
僕にとって、バイブル的なものだとも感じています。
何度か見ているうちに、やはり視点が変わってきました。
それは またの機会にするとして・・・
「半落ち」では、結果として 判決は「重い」判決となりました。
私は、その後2006年の1月に ある裁判を傍聴する事になりました。
当時は、保険営業マンとしてです。
その事件は、ある母子にまつわる話です。
罪状は、同じ「嘱託殺人」でありました。
息子が認知症の母親を殺し自殺を図ったものの死にきれなかったというものでした。
陳述を朗読する弁護士 そして起訴状を朗読する検事 裁判官 傍聴人 全てが
涙したと言っても過言ではない程 その内情は悲しいものでした。
認知症の母親を介護すべく息子は 仕事を辞めて貯金や父親の残したわずかな貯金で
生活していました。
生活費が底をつき始める頃、息子は生活保護の相談に行きました。
しかし、行政の対応は「失業保険をもらっているから生活保護は受けられない」という事を
息子に思わせた内容だったといいます。
生活保護を受けられないと思い込んだ息子は 結局サラ金などから借金を重ねて
結果「生活苦」になった・・・。
家賃も払えなくなった二人は 死に場所を求めて車椅子を押しながら桂川にて
母親を絞殺し 自らも包丁で首などを刺すが致命傷にはならなかった・・・。
被告が涙を流しながら「もう一度生まれ変わっても 私は母の息子になりたい」
と言った時、地裁の法廷は言いようもない悲しみに包まれた。
判決は、執行猶予のついた判決だった。
行政の回答は、「個人の細かい事情までは聞かないとわからない 個別に対応していられない」
というものだった。
しかし、個々の発言能力 伝達能力が完璧であるならば「弁護士」という職業は存在しない。
私は、この日から法律の世界に飛び込む事にした。
一人でも多くの人が、「誤解」や「思い込み」のないように できる事なら行政との間に立ち
一人一人をケアしていきたい。
しかし、弁護士になれる訳ではありませんから それで収入は得られません。
しかしながら 法律は 完全な他人だったら 法律家にしか代理権を持たせていませんが
家族や職場の上司というような関係でしたら代理人として有効だという解釈ができましたので
昨年度までは、私は数社の非常勤相談役としてその役を引き受けていました。
もちろん、報酬は1円も戴いていません。
行政は、こちらから働きかけて 様々な窮状を訴えれば理解します。
しかし、行政側から「こんな制度あるんですが どうですか?」
とは決して言いません。
しかし、制度の一つ一つを 誰が知っているのでしょうか?
誰が、教えてあげるのでしょうか?
できれば、私は そんな人たちの力になりたいと考えています。
しかし、元々僕は「モノつくり」の出身者で 全く世界の違う人間です。
それが、2003年頃から人生と視点が変わっていきました。
2004年 映画で「半落ち」を見ました。
どこででも起こりうるそして、当時から 来るべき世に問いかけた問題作だったと思います。
DVDを所有していて、今も時々見ることがあります。
僕にとって、バイブル的なものだとも感じています。
何度か見ているうちに、やはり視点が変わってきました。
それは またの機会にするとして・・・
「半落ち」では、結果として 判決は「重い」判決となりました。
私は、その後2006年の1月に ある裁判を傍聴する事になりました。
当時は、保険営業マンとしてです。
その事件は、ある母子にまつわる話です。
罪状は、同じ「嘱託殺人」でありました。
息子が認知症の母親を殺し自殺を図ったものの死にきれなかったというものでした。
陳述を朗読する弁護士 そして起訴状を朗読する検事 裁判官 傍聴人 全てが
涙したと言っても過言ではない程 その内情は悲しいものでした。
認知症の母親を介護すべく息子は 仕事を辞めて貯金や父親の残したわずかな貯金で
生活していました。
生活費が底をつき始める頃、息子は生活保護の相談に行きました。
しかし、行政の対応は「失業保険をもらっているから生活保護は受けられない」という事を
息子に思わせた内容だったといいます。
生活保護を受けられないと思い込んだ息子は 結局サラ金などから借金を重ねて
結果「生活苦」になった・・・。
家賃も払えなくなった二人は 死に場所を求めて車椅子を押しながら桂川にて
母親を絞殺し 自らも包丁で首などを刺すが致命傷にはならなかった・・・。
被告が涙を流しながら「もう一度生まれ変わっても 私は母の息子になりたい」
と言った時、地裁の法廷は言いようもない悲しみに包まれた。
判決は、執行猶予のついた判決だった。
行政の回答は、「個人の細かい事情までは聞かないとわからない 個別に対応していられない」
というものだった。
しかし、個々の発言能力 伝達能力が完璧であるならば「弁護士」という職業は存在しない。
私は、この日から法律の世界に飛び込む事にした。
一人でも多くの人が、「誤解」や「思い込み」のないように できる事なら行政との間に立ち
一人一人をケアしていきたい。
しかし、弁護士になれる訳ではありませんから それで収入は得られません。
しかしながら 法律は 完全な他人だったら 法律家にしか代理権を持たせていませんが
家族や職場の上司というような関係でしたら代理人として有効だという解釈ができましたので
昨年度までは、私は数社の非常勤相談役としてその役を引き受けていました。
もちろん、報酬は1円も戴いていません。
行政は、こちらから働きかけて 様々な窮状を訴えれば理解します。
しかし、行政側から「こんな制度あるんですが どうですか?」
とは決して言いません。
しかし、制度の一つ一つを 誰が知っているのでしょうか?
誰が、教えてあげるのでしょうか?
できれば、私は そんな人たちの力になりたいと考えています。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます