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ある理事長のつぶやき

涙もろくて情にも厚い だけどいつも言う事は筋道に厳しい。
そんな人情派理事長の日々のつぶやきです。

子供の虐待について思う事・・

2013-03-27 23:04:16 | 日記
私はこれまで、子供が虐待されて亡くなった事件の裁判を
いくつか傍聴してきました。
なぜ、母親が実の子供を殺してしまうのか・・・
私は、その理不尽な行為がなぜ行われるのかわかりませんでした。
しかし、裁判を傍聴しているうちに ひとつの答えが浮かび上がりました。
それは、「人の心は弱く脆い」という事でした。
裁判を傍聴する中で、被告人である母親のほとんどが「後悔」しているという事。
そのほとんどが、相手の男性による影響・・・
一言で言うと、相手選びを間違えているのですが
これも、男女間にしかわからない事 そして二人だけの世界があるのかもしれません。
「人は人に影響を与える」のですから
自分は、人によい影響を与えられるようになりたいと思います。

振り返れば・・・

2013-02-20 12:18:41 | 日記
今、介護と育児という問題に関わりながら日々を過ごしています。
しかし、元々僕は「モノつくり」の出身者で 全く世界の違う人間です。
それが、2003年頃から人生と視点が変わっていきました。
2004年 映画で「半落ち」を見ました。
どこででも起こりうるそして、当時から 来るべき世に問いかけた問題作だったと思います。
DVDを所有していて、今も時々見ることがあります。
僕にとって、バイブル的なものだとも感じています。
何度か見ているうちに、やはり視点が変わってきました。
それは またの機会にするとして・・・

「半落ち」では、結果として 判決は「重い」判決となりました。

私は、その後2006年の1月に ある裁判を傍聴する事になりました。
当時は、保険営業マンとしてです。
その事件は、ある母子にまつわる話です。
罪状は、同じ「嘱託殺人」でありました。
息子が認知症の母親を殺し自殺を図ったものの死にきれなかったというものでした。
陳述を朗読する弁護士 そして起訴状を朗読する検事 裁判官 傍聴人 全てが
涙したと言っても過言ではない程 その内情は悲しいものでした。

認知症の母親を介護すべく息子は 仕事を辞めて貯金や父親の残したわずかな貯金で
生活していました。
生活費が底をつき始める頃、息子は生活保護の相談に行きました。
しかし、行政の対応は「失業保険をもらっているから生活保護は受けられない」という事を
息子に思わせた内容だったといいます。
生活保護を受けられないと思い込んだ息子は 結局サラ金などから借金を重ねて
結果「生活苦」になった・・・。
家賃も払えなくなった二人は 死に場所を求めて車椅子を押しながら桂川にて
母親を絞殺し 自らも包丁で首などを刺すが致命傷にはならなかった・・・。
被告が涙を流しながら「もう一度生まれ変わっても 私は母の息子になりたい」
と言った時、地裁の法廷は言いようもない悲しみに包まれた。
判決は、執行猶予のついた判決だった。

行政の回答は、「個人の細かい事情までは聞かないとわからない 個別に対応していられない」
というものだった。
しかし、個々の発言能力 伝達能力が完璧であるならば「弁護士」という職業は存在しない。
私は、この日から法律の世界に飛び込む事にした。
一人でも多くの人が、「誤解」や「思い込み」のないように できる事なら行政との間に立ち
一人一人をケアしていきたい。
しかし、弁護士になれる訳ではありませんから それで収入は得られません。
しかしながら 法律は 完全な他人だったら 法律家にしか代理権を持たせていませんが
家族や職場の上司というような関係でしたら代理人として有効だという解釈ができましたので
昨年度までは、私は数社の非常勤相談役としてその役を引き受けていました。
もちろん、報酬は1円も戴いていません。

行政は、こちらから働きかけて 様々な窮状を訴えれば理解します。
しかし、行政側から「こんな制度あるんですが どうですか?」
とは決して言いません。
しかし、制度の一つ一つを 誰が知っているのでしょうか?
誰が、教えてあげるのでしょうか?
できれば、私は そんな人たちの力になりたいと考えています。

一人のあきらめない夢があれば・・

2013-02-18 15:53:38 | 日記
ヤフーの記事だが http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/local/local_people/?1361156372
http://www.city.osaka.lg.jp/asahi/page/0000155183.html
全力で生き抜いた少年の思いに心打たれました。
そして、今回は 一人のあきらめない夢に対して
その夢を叶える協力をした「橋下市長」にも男を感じました。
熱い人たちがきっと世の中を変えるんです。
だから、僕は やはり熱さを忘れたくないと思います。

そして、やさしさと・・・


わかりにくい事が多いんでしょう。

2013-02-05 11:58:00 | 日記
過去、いくつかの行政についての相談を受けた事があります。
生活保護の件や、健康保険の件、介護保険適用の件などです。
なぜ 相談を受けたのかと言うと相談者の方が「困った」状況だったからです。

私は、その話を全て聞き 状況を把握した上で
解決法を吟味して、各機関を訪問しました。
当然ながら、その「困った」状況は解消されて丸く収まったのは言うまでもありません。

それは・・・なぜか?
原因は、「誤解」と「思い込み」が大半である事と
行政側と相談者の意思が全くといっていい程スレ違っていて
論点がズレていたと言う事です。

そこは、仕方のない事なんですが 簡単に言うと
自動車の免許のない人に、基本的な交通法規は理解できても
自動車の操作法や車両感覚がなかなか理解できないのと同じレベルなのかもしれません。

専門的知識のある人がそのレベルで話しても
なかなか理解される事はありません。
それは、私も「保険業界」の中で「知識は豊富だが売れない人」を沢山見てきて
感じた事です。

目線を同じにした場合 理解しあえる事は数多く存在すると思うのですが
まだまだ、難しい事多いですね。

少しでも、「困った」人が出ないように もっともっと行政の目線が
下がってくれたらなぁ と思ったりします。

何事にも疑問を持ちましょう。

2013-02-03 00:18:29 | 日記
私が、介護や福祉と関わるようになりまして
行政などとも折衝する機会が増えてまいりましたが

いつも思う事があります。
それは、「意外と知識を間違えている」人が行政にもいますし
その行政側の発言を鵜呑みにして信じている人が多いという事です。

いくつかの例を示すと・・

ご本人を連れて「戸籍の所在地」を聞きに市役所に訪問しましたら・・
窓口の職員は「個人情報なので」を繰り返して教えられないと言います。
しかしながら、「個人情報保護法」では、本人が承諾すればその人の個人情報は
第三者に開示してもよい となっています。
ここは、完全に職員さんの知識不足でした。
当然、私は その六法の文言を示して黙らせましたが・・・

それと、先日の事ですが・・某社の設立の時 法務局職員さんは わざわざ
設立本店近くの「公証人役場」を教えてくれましたが これも別にどうでもいい事で
公証人役場の職員は「担当区域外」に出て仕事はできませんが 公正証書をお願いする側は
担当区域などありませんから どこでもよいのです。
これも、おそらくは法律の解釈を間違えていたんじゃないかと思う訳です。

今は、江戸時代でも帝国主義時代でもないのですが
意外と、皆さんは未だに「お上のする事には逆らえない」と思っておられるような気がします。
でも、必要なのは「民意が声を上げて行動する事で 必ず物事は変わるのだ」
と言うことです。

私は、保険外交員であった時 明らかに保険会社が「不払い」を強行していると感じたので
書類を集めて「金融庁」に提訴しておりました。
一年を待たずして、世間をひっくり返す程の不払い問題に発展していきました。

最近では、保険金についての二重課税是正も一人の人が疑問を持って訴えたからこそ
司法が動いたのです。

まだまだ 世の中「理不尽」な事が溢れ返っています。
それは、民意が叫べば必ず改善されると私は思っています。

それこそが 真の民主主義だと思うからです。