クローズアップ2012:中国遭難のツアー会社 認識の甘さ、再び
http://mainichi.jp/opinion/news/20121106ddm003040110000c.html 毎日新聞 2012年11月06日 東京朝刊
万里の長城を7日間で100キロ余を歩く今回のツアーは、1人29万8000円で、申し込んだ4人が参加した。同社社員で中国人添乗員の明平銘さん(25)と現地のガイドが加わり、北京市に到着した翌日の10月29日から定められた7コースを日中に歩き、夜は車で民宿に戻って宿泊する旅程だった。事故に遭ったのは6日目の11月3日で14キロのコースを約5時間をかけて歩く予定だった。同社によると、2日夜の段階では「3日夕から雪は降るが大雪ではない」という情報を得ていたという。3日朝は雨具が必要ない程度の雨天だったため予定通り出発した。
だが、ツアー客の歩くペースが遅く、予定の同日午後4時(日本時間同5時)過ぎになっても登山口にたどり着かず、大雪に見舞われた。添乗員らが所有していたとみられる二つの簡易テントで野営した。ガイドが救援を求めて下山したが、登山口の手前20キロ地点に積もった雪に阻まれ、警察などが救助に向かえなかったという。救助が始まったのは4日昼ごろだったとみられる。【懐来県・工藤哲、町田結子】
◇情報・通信確認怠る
アミューズトラベルは09年7月に8人が死亡した北海道・トムラウシ山の遭難事故のツアーを企画。観光庁の立ち入り検査を受け、天候悪化に伴う危険回避の判断基準がない▽現地の携帯電話の電波状況確認など通信手段確保を怠っていた−−などの問題点が判明。観光庁から10年12月、同月から11年2月まで51日間の業務停止処分を受けている。
お亡くなりになった方々、ご遺族の方々には本当に残念な結果になりました、心よりお悔やみを申し上げます。
弊社も各種コースでツアーを作ったり、お客様達のご要望をお聞きして企画などをしておりますが、必ず私本人が熟知している場所、行程で進めております。私が未経験な場所(ホテル、観光地など)の場合は、現地スタッフから慎重な意見を聞いて可否を決定、かつ、出来る限り私本人がお客様達に同行し、万が一予定外の事態が起きた場合に備えております。
格安フリーコースで私が同行しない場合の現地スタッフは、弊社で経験を長年積んでいるベテランの本人達で、私がよく知っていて安心して任せられる、信頼出来るスタッフ達です。
ですので、今回 中国で遭難事故に遭ったツアーを主催した会社の管理の低さには驚くばかり。
まず、社員達がツアーコースを下見に行っていない、中国の提携会社に下見させて企画した行程で、かつツアー初めての今回に日本人社員が同行せず中国人社員が同行、というのは無責任きわまりない。現地でガイドする現地ガイドの名前はおろか詳細も、このアミューズトラベルは把握していなかった。事故後の記者会見でも「現地ガイドは誰か知らない」と宣うレベル。
天候を見てツアー行程を進めるかどうかの判断も、現地の提携会社の判断まかせ。
やれやれ、というため息が出てきます。
今回参加されてお亡くなりになったのは60代~70代の女性お二人と男性お一人。「万里の長城を7日間で100キロ余を歩く」今回のツアーで歩くのは毎日平均15km。例えば毎週日曜日に15kmを歩くのは、他の平日は歩かないので難しくありませんが、毎日15kmを歩くのは、私でもきついです。ツアー6日目で遭難に遭った時は、悪天候も亡くなった理由の一つでしょうが、疲労がたまっていた事もあると思われます。
今回の事故はアミューズトラベルの無茶とも言えるツアー企画が大きな原因でしょうが、このようなツアーに参加される時は、ご自身の体力を客観的にご判断ください。また、携行品も万が一の事を考えて、自分が持てる限りは「持っていった方が良いもの」をお持ちになるようお勧めします。
弊社では10月後半から3月までは必ず冬用コートの着用、夏でも春秋用コートをお持ちくださいますようお伝えしております。
ロシア、特にモスクワ、サンクトペテルブルグへのご旅行のプランニングは、安心して弊社にお任せください。
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