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希望の芽よ大きく育て~自衛隊イラク復興支援~2004年2月その15

2018年06月29日 06時15分00秒 | 陸上自衛隊

続きまして、2004年2月23日のイラク派遣部隊活動報告を見てみましょう。







◎サマーワ主力
・隊貨移動2日目、コンテナ24個/28個を移動完了
拡張作業は、壕掘及び表土の排土を実施、
阻止用コンクリート設置作業1/4設置完了
・人道復興支援活動調整
ダラージ評議会表敬
宗教指導者との懇談
◎クウェート分遣班
・本隊第1波貨物受け入業務
・群長表敬同行(CFLCC副司令官・キャンプ・バージニア司令官表敬)

(CFLCCは、Combined Forces Land Component Commanderの略。クウェートやサウジアラビアに展開する米陸軍を中心とした連合軍地上部隊のこと。)
◎バクダッドLO
・情報収集
◎バスラLO
・MJLC(連合国統合兵站調整所)との調整









宗教指導者訪問について(その1)
〇訪問先
■■■■■■■■■■■■(県内に40万人の支持者を持つ県内唯一の宗教指導者。2月2日に自衛隊協力へのファトワを出した人物)


ファトワとは、イスラム教においてイスラム法学に基づいて発令される勧告、布告、見解、裁断のことだそうです。
この宗教指導者さんが、40万人の支持者に対して「自衛隊に協力するように。」って、言ってくれたってことですね。
良い人だ~!


宗教指導者訪問について(その2)
〇訪問先
■■■■■■■■■■■■(シスタニ師とムサンナ県の橋渡し。ファトワの伝達者であるが、自衛隊協力へのファトワには関係していない)


シスタニ師は、シーア派12イマーム派の高位ウラマーで大アーヤトゥッラー。マルジャア・アッ=タクリード。イラク戦争後のイラク政治に関わる重要人物。
高位ウラマーで大アーヤトゥッラー。マルジャア・アッ=タクリードって、何だろう?
早口言葉みたいで、舌噛みそうだよ。
なんだかよく分からないけど、シスタニ師はイラク戦争後のイラクでの最も政治的影響力をもつ人物で、その人との橋渡しができる宗教指導者とも、自衛隊はコンタクトをとっていたってことですね。

今回の宗教指導者2名への訪問は、■■■■の積極的な協力により実現したものである。■■■■による現地通訳等からの情報収集により、自衛隊協力へのファトワ発令への経緯、同氏へのコンタクト要領等が解明された。イラクの複雑な宗教、部族等と関係を無視できない特殊な環境においては、日本語=アラビア通訳の間断ない確保を要望する。

この黒塗りさん、グッジョブ!
この人のおかげで、2名の宗教指導者と会えたんですね。














群長の行動
〇本日(23日)
・群長
1030:キャンプ・バージニア司令官表敬
1400:CFLCC副司令官表敬



CFLCC副司令官のステファン・スピークス少将と、番匠群長。
(CFLCCは、Combined Forces Land Component Commanderの略。クウェートやサウジアラビアに展開する米陸軍を中心とした連合軍地上部隊のこと。)