前作から20年後、バンクス一家の長男マイケルは家庭を持ち、父や祖父が勤めたロンドンの銀行で働いていたが
大恐慌で経済的に苦しく、妻が他界して家の中は荒れていた。さらに融資の返済期限が迫り、家を失う危機に
追い込まれた家族の前に、「ほぼ完璧な魔法使い」のメリー・ポピンズ(エミリー・ブラント)が以前と変わらぬ姿で現れる。
半世紀以上前に映画化された「メリー・ポピンズ」の20年後を描いています。昨年私も「午前10時の映画祭」で観させて
頂いたが、今回もメリー・ポピンズがバンクス一家の絆を魔法で結び直すと言うお話・・・・
今回は子供の時にメリーポピンズから教育を受けた人物が大人になってからその子供たちがメインに教育を受け繰り
広げるストーリー展開。前作戦争で家を諦め逃げるストーリーを、どう描くのかな？と思ってました。借金の抵当に
家を差し押さえされる展開にメリーポピンズは一切手助けしない？(ストーリー台無しにするからでしょうか？)
それでも音楽は？と思うと、前作の様に強烈に印象に残る「チムチムニー」や「ドレミの歌」がない分、取って代わる
名曲が有るのかな？と、期待したものの・・・印象に残る楽曲はありませんでした。
見所はなんだったんだろう？前作とは違う家を取り戻したってところだけだろうか？アニメとのコラボ？
食器の修理に出した後も描かれていない・・・メリーポピンズの最初のいつまで一緒に居るのか？が扉が開かれるまで
とのことだったが、取り戻した家の扉が開かれる前に、もうバンクス家と行動を共にしていない・・・
メリーポピンズが来た意味が薄い気がします。最後の時計も、「出来るわよ」って事で魔法で巻き戻してくれるのかな?
って思ったら手動？？しかも最後だけ手伝う。子供が怒られてる時にメリーポピンズ黙ったまま・・・・
メリーポピンズってこんなだったっけ?頼りになって少し怖いメリーポピンズ。でもチャーミングで優しい魔法使い。
厳しいメリーポピンズさも最初だけ？なんだか少し残念でした。
大人も子供も楽しめるミュージカル作品に
仕上がってはいるものの、全体が少しづつ物足りなかった。 ☆☆☆