私の良く行く映画館の期間限定上映作品です。R-15指定されているが・・・10歳のとき、死んだ母の幽霊と遭遇したイーディス(ミア・ワシコウスカ)。
それ以来、彼女は亡霊を目にするようになる。イギリス没落貴族の家系の姉弟の弟(山師)トーマス(トム・ヒドルストン)と運命的な出会いを果たした
彼女は、自分の父親が謎めいた死を遂げた(山師の姉に惨殺)のを機に彼と結婚。赤粘土の影響で雪が赤くなることからクリムゾン・ピークと呼ばれる
山頂に立つ豪邸に、トーマスの姉ルシール(ジェシカ・チャステイン)と共に移り住むことに。三人での生活にも慣れてきたころ、体を真紅に染めた亡霊
(姉弟に殺され腐った死体)たちがイーディスの前に現れ奇妙な警告をする。
正統派ゴシック・ホラーと言った所でしょうか? その昔は豪奢であったのに今は朽ち果てたダークな屋敷にゾクゾクする。恐ろしく古く広く、雪の降り
積もる屋敷。そこに繰り広げられるおどろおどろしい物語。セットと衣装は素晴らしい。 時代を感じさせてくれます。
19世紀後半の富裕層の社交界、生活様式が背景。おどろおどろしい狂気、愛憎、殺人、幽霊の絢爛とした世界ですが後半はサスペンスの要素が強いか?
ストーリーよりは、美術面や雰囲気を楽しめた作品。
そういう世界に浸りたい場合にもオススメですかね。 入念な監督の世界観が作りこまれた映画として、最高だと思います。 ★★★★