コンピュータ用語学び塾

外国語の基本は英単語、パソコンやインターネットも“コンピュータ用語”が大事ですね。初心者向けに分かりやすく紹介します。

スパイウェアは“パソコンの情報を盗む不正ソフト”、その対策とは

2008-04-29 16:52:25 | 安全・安心用語(セキュリティ用語)
スパイウェアとは、知らぬ間にパソコンに入り、パソコン内の情報を収集と、その情報を外部への送信する不正ソフトウェアのことです。まさしく、情報を盗み出す“スパイ”です。

このスパイウェアは、キーボードで入力した文字を盗んだり、勝手にポルノサイトに接続したりするなど、スパイウェアは危険なソフトウェアです、ウイルス対策同様、スパイウェア対策も重要です。

スパイウェアの怖いところは、ユーザーが知らないうちにパソコンの中に組み込まれ、スパイウェアの存在になかなか気がつかないことです。

  スパイウェア spyware = spy+ware
   spy(スパイ) :ひそかに相手の陣営に入り込み機密情報を探り出すこと。
   ware(ウェア):製品、商品という意味。
    
スパイウェアというと何だろうと考えてしまいますが、上の様に考えると考えやすくなります。このスパイウェアは、パソコンに内部に隠れ、以下の様な悪さをします。

・パソコン内の個人情報、クレジットカード番号等の重要情報を外部に送信します
・キーボードの入力を記録してID・パスワード等を盗みます
・勝手にインターネットの最初の画面を有料サイトの入会画面に変えます
・ブラウザーを乗っ取り、ポルノのポップアップ広告を表示させます
・どんなHPを見ているのか見張るストーカーのような行為をします


■スパイウェアの対策

危険なスパイウェアについての対策を以下にまとめてみました。

(1) スパイウェアを検出・駆除するソフトウェアを導入する。  スパイウェア対策ソフトを導入し、スパイウェアを検出・駆除することが必要です。

(2) 余計なソフトを安易にインストールしない。  多くのスパイウェアは別のソフトウェアに便乗してインストールされます。特に英語版のフリーソフトウェアのインストール時には十分注意する必要があります。

(3) 危険なホームページにアクセスをしない。  不審なホームページにアクセスをすると、スパイウエアなどの被害にあう可能性が高くなりますので、要注意です。

(4) 不審なメールの添付ファイルは開かず、URLにもアクセスしない。  不審なメールに添付されているファイルをむやみに開かない、また、不審なメールのURLにアクセスしないことが必要です。

(5) OS・ブラウザ・メールソフトなどを常に最新版にバージョンアップする。  ソフトウェアのメーカーから無償で提供される修正するプログラムを必ず適用しましょう。特に、Windowsを使っている人はマイクロソフト社の修正プログラムを必ず適用しましょう。

(6) ネットカフェのPC利用時は、個人情報を入力しない。  ネットカフェのPCにはキーロガーというスパイウェアが仕掛けられている危険性があり、個人情報が盗まれる可能性があります。


■スパイウェア対策ソフト

スパイウェア対策のソフトを分けると大きく以下があります。

1.市販のウイルス対策ソフトウェアによるスパイウェア対策
2.市販の専用スパイウェア対策ソフトウェア
3.スパイウェア対策のフリーソフト

1の方法、つまりスパイウェア対策もサポートしている代表的な市販ウイルス対策ソフトを利用するのが一番無難です。最近のウイルス対策ソフトには、殆どがスパイウェア対策機能もついています。(注)ウイルス対策ソフトを確認下さい

2の方法は、ウイルス対策ソフト、スパイウェア対策ソフトと別々のソフトウェアを購入しなければならず、効率的ではありません。

3の方法で、有名なスパイウェア対策のフリーソフト「AD-AWARE」「Spybot」がありますが、使い方が少々面倒なので、フリーソフトに慣れた人以外には向かないと思います。

なお、スパイウェア対策のソフトを使う場合、ウイルス対策ソフト同様、下記に注意下さい。

(1) 定義ファイルを定期的に更新する。  新しいスパイウェアに対応する為、定義ファイルを定期的に更新し、最新版にすることが必要です。

(2) 定期的なフルスキャンを実施する。  パソコンに以前から隠れていたスパイウェアへの対策、定義ファイルの新種スパイウェア対応遅れの為、全ハードディスクのスパイウェア検出を、1週間に1度など定期的に実施しましょう。


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