秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

ナゼにピスタチオが美味いのか?

2009年06月21日 23時00分22秒 | Weblog
さすがに給料前の日曜日はヒマですナァ…。
仕方ないから、さっきから店の調理場で一杯やってます。

(忙しくても飲んでいるのでは?という指摘は無視)

一応まだお客様がいらっしゃるから腰据えて飲むワケにはいきまへん。

したがってアテも手頃なナッツ類。

当店では「ハイボール」にはピスタチオが付きます。

で、調理場でピスタチオをつまみつつ…。

酒は売るほどあるもんね。

カシューナッツやアーモンドなど、色々ナッツ
はあるけど、ナゼかワタクシ、ピスタチオが好きなんですよね。

ツラツラ思うに、ピスタチオの殻を
剥く、という行為が人間の原初体験に結びついているからでは?

なんてつまんない事言ってないで、ボチボチ
かたずけにかかるとしますか。
(まだ早い?そうです閉店までまだ一時間ありました…。)

合鴨米。

2009年06月21日 09時53分46秒 | グルメなのか?
ウチの場合、365日食べている朝食のご飯が占める割合は約8割。

昼はほとんど麺類、夜は酒の肴のみだから、朝の「米」は大事なんです。
だからといって高価な米を購入してるわけではありませんけど。

昨日、店の人気メニューの一つ、「豚の角煮」を作るのに必要な「米ぬか」を
買いに近所のお米屋さんへ行った折に見つけたのが、この「合鴨米」。

(豚の角煮は時間がかかるもんで、売り切れになる場合が多いのです。でもそんな
時にかぎって注文が入るんですよね~。)

そうそう、「合鴨米」だ。合鴨が種を蒔いて、収穫した貴重な米。なんて日曜の
朝からバカなこと言ってどうすんだ。

ご存知の通り、農薬を使用せず、合鴨を田んぼに放して、害虫を駆除する作法で
作られたお米。この加賀の「合鴨米」は14年間農薬を不使用だそうです。

1キロあたり、他の米より200円ほど高めだけど、試しに1キロだけ購入。

これを購入した「こめはうす かたやま」は、ご夫婦、その母上、皆さん愛想
が良くて親切。なによりお米が大好きって感じで気持ちのいいお店です。

もちろん、お米は注文後、その場で精米してくれます。

早く炊いていただきたいもんだ・・・。

ホットドッグはお好きですか?

2009年06月20日 08時01分55秒 | グルメなのか?
現在「鶏ちゃん」では新メニューがどんどん増加中。(消滅しているのもありますけど。)

そのうちの一つがこの「明宝フランクドッグ」。

ドッグ用のパンは地元、桂のベーカリーに別注しています。ソースはチリソース。
(オリジナルソース。辛さはマイルド~激辛まで自分で調整できます)

ホットドッグといえば、昔、新京極に移動販売のホットドッグ屋が毎晩出てました。

今でもタマに見かけるけど、一時期大流行しましたね、あの移動ホットドッグ。
廃れた理由は、まぁ路上販売ってことで色々あったようで・・・・。

この「明宝フランクドッグ」以外に「飛騨牛コロッケパン」、「飛騨牛バーガー」
も同時に新発売。

果たして定番メニューになるか、幻のメニューとして消えゆくか・・・・。

なが~~いうどん。

2009年06月19日 07時51分23秒 | グルメなのか?
ウドンと蕎麦、どちらが好きかと聞かれたら蕎麦!と間髪入れずに答えますけど、
最近ウドンをススル機会も増えてきた気がします。

左京区を離れたのが理由の一つかも?下京や南区にも美味い蕎麦屋はありますけど、
やはり左京や北区に比べると少ないような気がしますね。

「へっ!ザルにヘロッとへばりついてるみたいな蕎麦で腹がふくれるかい!」
って人間が南に下がるほど多くなってくるんでしょうかね。

多分南へ下がるほど大阪の気風に近づいていくんだと思います。幼年期を下京で
過ごし、左京区で青年期~中年期を暮したワタクシの場合、チミッとした「コダワリ蕎麦」
も好きだし、しっかり腹持ちのするウドンもオッケー。

ようするに生き方に一本スジが通ってないってことですナ。

一本、といえば、この「めんむす」の讃岐ウドン、一本の長さが普通のウドンに
比べてヒジョウに長い気がするんですけど・・・・。

一筋吸い込むのにかなりの吸引力が必要。へたすりゃ途中で一休みしなけりゃ
いけません。しかも弾力があるし。

最近この手のウドン屋によく足を運ぶようになったのは住んでいる場所柄もある
けど、天麩羅などのトッピングが自由に選べるってコトも理由の一つにあげられます。

蕎麦でもこのタイプがあってもいいんだけどなぁ・・・・。

ランジェリーの神様。「和江神社」

2009年06月17日 09時06分18秒 | 京都非観光迷所案内
ランジェリーを守ってくれる神様じゃなくて、女性下着を造っている会社を守って
いる神様です。「和江」はわこう、と読みます。そう、あの世界的下着メーカーの
「ワコール」社前にある社。(場所はJR西大路駅)

祭神は「和江大竜神」。湖北の竜神の一族で竹生島から坂本(滋賀)、松ヶ崎(京都)を
経て叡山(滋賀)で修行中に京に悪霊悪病が百出したため、守護神として現ワコール
京都店の地に鎮座されたとのこと。昭和32年に西大路工場を開設するにあたり、
敷地内にあった古木に鎮まっておられた大竜神を会社の守護神として鎮祭された、
と説明書きにありました。

いったい誰がそんなことを知ってたんだ?という疑問はさておき。(もう一つの
石彫りの説明書きには誰某の指摘とありますが、別にどうでもいいやね。)

そんなことより、ワコールがもとは「和江商事」だった、という事は知らなかった。
(ワコールの社員以外は知らなくて当然だと思いますけど。)

「江」はその文字が示す通り、近江(現在の滋賀県)の「江」。創業者はやはり、
京で活躍している近江商人の血をひいておられます。江州に和す、という事。

「留」は和江を永久に留める、で「和江留」。また、川→河→江、というように
川の最大級の表現が「江」となるそうです。

中小企業の屋上などで良く稲荷を祀っておられますけど、神社を建ててしまうところ
が、さすが世界のワコール。そういえば東京の出版社の社長は自分の名を冠した
神社を造っていましたナ。

西京極のストーンへイジ。

2009年06月17日 08時32分40秒 | 京都非観光迷所案内
不思議だ・・・・。

「大将軍辨財天」西京極中町。

「辨才天」は元はヒンドゥー教の女神サラスヴァティーが仏教や神道に取り込まれ
て、才が財の音に通じるところから財宝神としての性格が付与され、神道では七福紳
の一人に数えられています。

「大将軍」は陰陽道では八紳将の一人で恐ろしい方位神。

そして手前の石碑。「宇宙不動三」と「天空不動三」・・・・・。

不動尊は当然不動明王のことですが「三」とは不動明王に従う八大童子のうちの
二人を加えた状態が「不動三尊」。

ワケがわからん・・・・。

多分「宇宙」と「天空」が最近加えられた石碑だとは思うけど。

元は恐らく「松尾三宮社」の境内にあったと考えられますが、今は道路を挟んで
別扱いになっています。

このミニストーンへイジは建物の柱が建っていた台石だったんでしょうね。

多分由来縁起など、誰にも分からないけど、とりあえず祀っているうちに、誰か
がついでに「宇宙」と「天空」も加えてしまった、ってトコでしょうか。

不思議だ・・・・・・・。

思い出の「まんぽ」

2009年06月16日 08時20分27秒 | 京都非観光迷所案内
私たちは「七条まんぽ」と呼んでましたけど、正確には御前架道橋。
(上り線と下り線とは呼び方が違うけど、そんな細かいことはいいやね。)

隋道(トンネル)なのに「橋」ってのも変ですけどね。コナタとカナタを繋ぐモノが
橋、と定義すれば間違いないですけど・・・。

そういえば、そういう異界との境界にはイニシエより「物の怪」がよく現れるそう
ですが、兄はこの「まんぽ」の上部(東海道線)で怪しげな燐光をみたそうです。

私の小学生時分も、このトンネルを越える、という行為は自分たちの住む世界から
異界へ出かけるくらいの高揚感がありましたね。

今では車道と歩道は柵で区分けされていますが、当時は歩行者を防御するものは
無く、薄暗いトンネルの中、すぐ脇を車が走り抜ける、かなり危険な隋道でした。

恐らく事故もかなりあったんでしょうね。また、大雨の後は浸水も激しく、まるで
川の中を往くような状態でした。

そんな「まんぽ」ですが、「まんぽ」、という言葉になんの疑問も持たずに、ウカウカ
生きてきたワケですが、「まんぽ」の語源はドコにあるんでしょうね?

今までは下京だけで通用する方言みたいなものかと思っていましたが、京都市内
でも他に蹴上の「ねじりまんぽ」(全国的に有名)や他府県にも幾つか見受けられます。
(一説では「ねじりまんぽ」は全国で29箇所確認されているそうです。)

「ぽんと町」のように外来語が元になっているのではなかろうか?と思えますが、
これはまたいつか、語源となる話と出会うまでの楽しみとしておこう。

↓参考にさせていただきました。
http://hidekikawa.jp/neji/nejirimampo.html



バー‘‘ビ‘‘キュー(B.B.Q)

2009年06月14日 09時41分42秒 | グルメなのか?
いや、ホントはバーベキューなんですけどね。ダレも憶えてないと思いますけど、
3年前に丹後の隠れ家で見つけた1961年発行の主婦の友「毎日のお料理」にバービQ
って書いてあったもんで・・・。(誤植なのか当時はそう言ってたのかは謎です。
秀明記 06,9月4日 記事参照。別に参照しなくてもいいか)

最近のB.B.Qって、鉄串に刺されているタイプが少ないような気がしますね。
アウトドアでも網焼きや鉄板焼きが主流になっている気がします。

原因は串に刺すのがメンドー、手でつかもうとしたら、熱くて火傷しそう、と、
色々あるんでしょうが、ワタクシ思うに一番の理由は牛肉が安価になったためでは
なかろうか?(確信はありませんけど)

今みたいに輸入肉がほとんど無かった時代、肉は高級品でした。その大事な肉を
いかに豪華に見せるか?というか、他の食材でカサ増しするための方法がB.B.Qでは
なかったのか。一串全部が肉!などという夢のような贅沢串など当時の庶民には考え
も及ばなかった、と典型的庶民のワタクシは考察する次第であります。

その懐かしいB.B.Qと再会したのは博多の居酒屋。

相方がウドン屋で条件反射的にカレーウドンを注文するように「赤チンウインナー」
を見るとパブロフの犬のようにヨダレを流す私、すかさず注文しましたネ。

その後もその店に行くたび、食していたB.B.Qを「鶏ちゃん」の新メニューに加え
てみました。B.B.Qに特別な感情を持つのは恐らく50代以上の人でしょうなぁ・・。

昔はバーベキューソースも普通に販売されていたけど、今ではほとんど見かけませ
ん。B.B.Qを絶滅種?にしないためにも、ワタクシ、特性ソースを完成させました。

かなりコストが高くついたけど、いいんです。「B.B.Qを保存する会」の会長と
して、奮闘努力する決意であります。(現在会員数はゼロ。多分ず~っとゼロだと思います)

豚カツ!!(豚ゴリラ)

2009年06月14日 09時33分59秒 | グルメなのか?
一昨日、店の閉店間際にTVを点けたらV6の番組で豚カツをとりあげてました。


それを見たワタクシ、突発的に「豚カツ喰うぞ!」と叫ぶと店をかたづけ始めました。

でも考えてみりゃ、夜中の12時。「なか卯」などは別にして専門店が開いてるワケない。

そもそも「メタ坊注意報発令中」の身としては、夜中に豚カツなど言語道断。

そこで昨日の昼までじっと我慢して、行ってきましたね。

候補としては西大路七条、宝ヶ池、一乗寺と色々ありましたが、相方が一度行って
みたい、とおっしゃいますので、丸太町七本松の「豚ゴリラ」に決定。

開店一年ほどの新しいお店です。場所は丸太町七本松上がる西。
専用ガレージは無いけど2000円以上飲食すれば近所のコインパークが無料。

私はロースカツ120グラム(1150円)を注文。相方はフィレ&和風コロッケ。(写真)

ライスは白ご飯か麦飯を選べます。100円プラスでトロロ芋がトッピング可能。
キャベツ、味噌汁、ご飯はおかわり自由。卓上には高菜の漬物が用意されてます。

ご飯はお櫃で出てくるから、好きな分量をよそえます。

豚カツは専門店だから、美味しいのは当然ですが、和風コロッケもナカナカ面白い
食感でしたね。次は「おかんの玉子焼き」を注文してみるか・・・。

ほとんど昼食は麺類ばかりだけど、たまにはボリュームのあるご飯もいいやね。

http://tonkatsu-butagorira.newshop.jp/

ウナギはどこへ行ったやら?

2009年06月13日 10時03分36秒 | 京都非観光迷所案内
東山区で育った相方が子供時分に遊び場にしていた三島神社。鰻の絵馬が見たくて
いつか行こうと思っていました。

馬町の坂を東へ進むと、左手に樹木の鬱蒼と茂る社の森が、え~っと、森が・・。

ありまへんな・・・・・。

そうです、森や鳥居のあった場所にそびえ建つのは立派なマンションでした。
その陰にひっそり佇む小さなお社。鰻が住んでいたといわれる池も当然消滅。

後白河天皇が平重盛に命じて造営して以来、皇室の尊崇篤く、代々安産加護を祈願
されている由緒正しき神社ですぞ!

山科に移転するはずだったはずが、計画が頓挫したそうです。
では売却された土地代金はいずこへ・・。なんてコト考える庶民の浅ましさ・・。

なんでも、相方の高校時代にこの社の神主をめぐるスキャンダラスな出来事が
あったそうですが、これは年代的に考えて直接関係はなさそうですけどね。

まぁ、そんな生々しい話は置いといて、この境内?に鎮座されているのが「揺向石」
と呼ばれる神石。源義経がこの社に参篭した折、夢の中に白髪の翁が現れて、
「汝、奥州へ行きなはれ」と神託を下されたそうで、夢から覚めてその場所へ
行くと、この石があったそうです。

どうして平家ゆかりの社に牛若丸が参篭したのか?そしてナゼこの石を撫でると
安産が保障されるのか?なんだかよく分かりませんけど、とにかく由緒正しいのだ!

と、なんだか椎名誠風に無理やりまとめてしまおう。