秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

やっぱり、海はいいねぇ~。

2007年08月21日 08時22分06秒 | 旅ゆけば
ちょいと仕事の件でトラブッてたけど、どうにか解決。

「ウン、こんな時は気持ちの切り替えが大事だネ、それには海!デス。」
(ホントは理由なんて何でもいいんですけど・・・。)

夜中2時過ぎにイソイソと寓居を出発、鯖街道をひた走り。

昼には気づかないだろうけど、ホントに野生の鹿が増えてます。10頭以上見かけ
ましたね。堂々と道路を横切るのもいるから、スピードは出せません。

でも対向車もほとんど無い山道で生き物の姿を見かけると正直ほっとします。
(この世に確かに存在するもんですからね。)

4時過ぎ「西森渡船」に到着、夜明けまで一休み。
この瞬間が大好きなんですよね。→

他のお客は一人だけ。そりゃそうだ、盆休み明けだもんね。周りにだ~れも居ない。
  

仕事のメールや電話は入ってくるけど、まぁ、コレは仕方無い・・・。まだ携帯
が普及していない頃、お客のほとんど居ない筏に乗るのは若干不安もありました。

と、いうのは迎えの船が時間通りに来ない時。(西森ではありません。)

沖合い一人残され、日はどんどん暮れてゆく。もしかして船頭、オレの事忘れて
酒のんで寝ちまったんじゃなかろうか?なんてね。

実際、ワタクシでは無いけど、そんな経験した知り合いがいます。幸い、8時頃
目覚めて気づいた船頭が迎えに来て事なきを得たんですが・・。
(厳密に事なき、といえるか、どうかは知らねども。)

まあ西森の場合、親子船頭ですからそんな心配は無用です。筏のチヌ(黒鯛)釣り
は簡単にいいますと、赤土や砂をベースに、いろんな物を配合した団子でチヌを
寄せて釣る訳です。
←団子を投入した瞬間。
ワラワラと集まって来てるのは「コノシロ」(コハダが成長したモノ)。さらに
この下にはボラやその他諸々の魚が集まって来てます。

その一番下にチヌが居るワケ。(のハズ、と思ってセッセと団子を打つんです。)

釣りブログで無いんでいつも釣果は発表してないけど、今回はUPしときます。
(UPしたくても出来ない場合もあるケド・・・・。)
今回はこれ以外に4枚→

釣り上げたチヌはほとんどリリース。けしてマズイ魚じゃありません。養殖の鯛より、よほど美味い魚です。(季節にもよりますが。産卵後は味は格段落ちます。)

食べるのが目的でないんなら、夜中に眠い目をこすって運転、腰痛に絶え、
暑さ寒さにも我慢して筏に乗るのか?その理由はワタクシが

「マゾ」、だから・・・・。これは冗談ですが、この釣り、SかMか、と聞かれると
どちらかといえばMタイプかも知れませんね。

酷暑や極寒に耐え、竿先をじっと見つめている・・・。修行者みたいなもんです。

釣り以外にもボンヤリ周りの風景を眺めたり、ウミネコと戯れたり・・・。
海老フライの尻尾をキャッチ→

夕方まで粘れば釣果も増えたけど、3時にはオカに上がって6時前に帰宅。
これで気持ちもリフレッシュ、今日からまた頑張れマス。



愛しの冷麺。

2007年08月19日 08時36分06秒 | グルメなのか?
麺喰いのワタクシにしては珍しく、今年の初冷麺は昨日でした。

「よし、今日は冷麺食うぞ!」、と思って店に入ったのにナゼか別メニューを注文。

このままでは冷麺のシーズンが終わってしまうではないか!と、いう事で一昨日
アトリエ近くの「大極殿」へ。

ところが休業。と、いうか営業してる雰囲気が無い・・・。もしかして西京極店
みたいに閉店してしまったんだろうか?

一抹の不安と落胆で、深く考える事も出来ず、向かいの「バーミアン」に車を
向けてしまった。すでに脳が「中華モード」にオンされてたワケですナ。

車中、同行者と今日こそは冷麺にしようナ、でもあそこ(大極殿)の昼定食も
お値打ちだしなぁ、なんてまたまた優柔不断な考えを抱いたのがいけなかったのか?

昼時にしては店内は八分ほどの入り、待つことも無く、席に案内されメニューを開く。

もちろん、冷麺はあったけど、目の前の「大極殿」との味のギャップに落ち込むの
は嫌だし、ワタクシは無難に坦々麺。相方はチャーハンとラーメンのセットを注文。

出された坦々麺は、まぁこんなモンだろナ、という程度。(ハナから期待して無い。)

が、ワタクシが食べ終わってしばらく待ったけど、相方のセットが出てこない。

マズイ、眉間にシワが・・。調理に手間取るメニューでもあるまい。二人連れなら
さほど間隔を空けずに持ってこんかい!とは言わなかったけど思いましたね。

ようやく出されたセット、鳥の唐揚げは半生、ラーメンはダマになってました。

ワタクシのブログ、誹謗中傷の類は極力さけたいんですけど、洛西バーミアン店、
あまりお客を舐めてはイケマセン!!

お盆休暇で調理人が休んでいて、アルバイトが作ってました、なんて言い訳は
通りませんョ、お金頂いている以上は。

こんなコト書くと口うるさい食通と思われるかも知れないけど、これが「王将」
だと、「まぁ、しょうがねぇか、王将だし~。」で済ますヒトです・・・・。

で、前置きが長くなったけど、ようやく昨日、今年初の冷麺を口にしました。

京大近くの「宏鑫」(こうしん)。本店は三条木屋町。(墨染店もあります。)
  

お味の方は可も無く、不可も無く。(冷麺に関しては。)調理人、ウエイターの
オジサンも中国の方でしたから、冷麺より、他の料理を味わってみたいお店です。

大極殿、閉店したんだろか・・。今のワタクシの気がかりの一つです。

暑いときこそ・・・。

2007年08月17日 07時47分13秒 | グルメなのか?
埼玉では40度越え、京都も40度近い気温、タマラン!

食欲も減退気味だけど、こんな時こそ激辛で乗り越えるべし。

このソース、去年通天閣で購入。自宅で食事を摂る機会も少なく、家ご飯でも
ソース系はそんなに多くないんですけど。
注ぎ口に注目→
カラマニヨン人ですから、使用頻度は高いとはいえ、残りがほとんどない。
これは注ぎ口の大きさにも原因がアリマス。

例えば豚カツなどに適量掛けようとボトルを傾けると、ドバッっと流出!
これを何度か繰り返し(学習能力がアリマセン。)、今に至る・・・。

消費量増進を図る大阪商人の陰謀に、純朴な?京都人は悔し涙にクレルのでした。
(製造元。大阪市福島区 (株)大黒屋))

でも辛さは保障します。一般に出回っている「泥ソース」の倍は辛いデスヨ。
今日はこれで焼きソバ、ってのもいいかも?

五山送り火ライブ。(大文字焼き)

2007年08月16日 20時36分58秒 | Weblog
部屋から階段をチョチョイと登って今年も送り火鑑賞。でもこの環境も今年
限り。来年はドコで送り火を見てるんだろう。(まだ送られる立場でない事を願ってますけど・・・・・。)
  
今年は風が強くて煙も多め。やや延焼気味で「大」の字が「太」になりかけたけど
「、」の部分は無事鎮火されたようです、良かった・・・。
分り難いけど、「法」です。→




大文字山に登ってきましたョ。

2007年08月16日 12時11分38秒 | Weblog
最初は銀閣寺山門の護摩祈祷だけのつもりだったけど、つい勢い余って、
火床まで登ってしまった。疲れた・・・・。
  
胡麻木と薪がありますが、薪は書き辛そうなんで、胡麻木に記入。値段も100円
ほど違いました。

   
↑山門を左に折れると登り口。以前この場所に馬小屋があったんですけど、今はありません。
山門で書き込まれた薪や胡麻木は車でここまで運ばれて、後はロープウエーで山頂まで運ばれます。

  
↑上り口付近にある水汲み場。毎朝バイクで汲みにきてる人もいます。何でそんな
事知ってるかというと、毎朝大文字山に登っていた時期がありましてナ・・。
(おかげで20キロダイエットに成功。今?今はちょっと・・・・・・。)
     

     
↑この最後の階段がケッコウキツイんですよ~。あとひと息です。

まさに老若男女、赤子を抱いたお母さん、犬連れの人などなど、大勢の人達で
登山道は賑わっていました。

犬を抱いたオバサン、「も~この子(犬)はせっかく山登らしたろ思たのに~。」
とボヤイテたけど、ダックスフンドの足では階段登れないってば。

  
火床です。あと数時間で運ばれた薪や胡麻木に火が燈されるんですな。本当の
三角点はもう少し登った場所にあります。しかし暑かったぞ~!!

↓ロープウエーで運ばれる薪。そして下山、お楽しみの「銀閣寺キャンデー店」↓
  
   
↑パインジュース、大50円、小30円ナリ。値段も味も昭和のままです・・。
滝のように汗かいた後の生ビールもいいんだけど、キーンと冷えたパインジュースは郷愁も一緒に味わえる、今時貴重な飲み物です。値段も値段だし、誰もホントに
パインが入ってるの?なんてヤボな事は言いません。

後8時間ほどで点火です。またその様子は夜に投稿しますね。 






 

お盆用アロハ?

2007年08月15日 07時30分15秒 | Weblog
←昨日の夕刻、西方の雲。
雲間から差す光を見て、一瞬神々しさに姿勢を正しマス。(その後はすぐ焼酎の
海に溺れてますけど・・・・。)

先月東京へ行ってたんですが、アチラは7月15日にもお盆があるんですね。
人口も多いし、一度にあの世からご先祖が帰ってくるとUターンラッシュの東名
高速なみに大停滞するからなんだろうか?

コチラ京都は普通?に8月です。で、お盆用?のアロハを箪笥から引っ張り出し
て墓参りへ行ってまいりました。

地獄の釜の蓋も開くらしいし・・。→
このアロハ、3年ほど前にPagonで購入したんですけど、これ着て街歩くと、
皆さん道を空けてくださる気がするんですけど、気のせいだろうか?

8月15日は敗戦(終戦ではナイ)記念日でもあり、ウチの爺さんの命日で
もあり(これは関係ナイか)、大文字送り火の前日でもあります。

今日は明日用の薪をそれぞれの山に運び上げる作業で、関係者は大変です。
熱中症に注意しておきばりやす。
←賀茂大橋から見る大文字山。
明日の夜はこの橋上も鈴なりの人たちで埋まります。

なぁるほど、絣を織る音なんだ。(久留米そろばん踊り)

2007年08月14日 07時42分23秒 | 旅ゆけば
一年中、といっていいほど国内を漂流してると、たま~に祭りなどのイベント
などに偶然遭遇する事もありまして・・・。

   
今回は久留米祭り。メインは4日の「そろばん踊り」。幾つものグループが
そろばんを手に、シャカシャカ鳴らしつつ踊り歩く不思議な祭りです。

夜になっても気温が下がらず暑かったゾ。

そろばん踊り、で思い浮かぶのは、「トニー谷」、という人は四十代以上デス。
でも「トニー谷」とは関係無く、そろばんの音で久留米絣を織る音を表現してます。

祭りを目的に旅してるわけでは無いんで、偶然祭りに遭遇したりすると、ナンだか
得した気分になるけど、独りじゃさほど盛り上がらない。(仕事で出かけてるんだし、しょうがないか。)

今度はドコでどんなイベントに遭遇するのやら・・・・。

久留米催事。

2007年08月13日 05時43分13秒 | 旅ゆけば
猛暑が続いてますね、熱中症に要注意です。

今回の久留米はホテルでPCが使用できなかったモンで携帯からの投稿で、やや、
消化不良気味でした。(いつもちゃんとしてるのか?というツッコミは禁止!)

催事にも色々ありまして、店舗内で開催されるタイプと展示会場を利用する
場合とに分れます。

今回は展示会場を使用。基本的にはお店の方や問屋の人たちが準備を済ませた後、
ワタクシ達が会場入りするんですが、近頃では人員不足の為、ワレワレも手伝い
に参加する事もあります。

作家によっては「何でワシらがそんなコトまですんねん!」と怒る人もいるけど、
肉体労働が嫌いでないワタクシはケッコウ楽しんでやってます。

体育館みたいな、何も無い場所に畳をひいて、パネルを建てて、売り場が出来て
いく訳ですが、参加する事で、「ようし、頑張って催事を成功さすぞ~!」てな
気分になっていきます。
↓                       

畳やパネルは専門業者にお任せですが、ボテ箱(着物や帯を入れた箱)を運び、
レイアウトまで済ませ、明日に備えるワケです。

日ごろ肉体労働に慣れていない身としては、大変だけど、汗いっぱいかいた後、
スタッフと飲むビールも楽しみの一つ。

こうした、準備から参加する催事は滅多に無いけど、タマにはい~もんです。
(毎回はヤだぞぅ~・・・。)



                       

秀明百話。その8。

2007年08月12日 08時03分35秒 | 秀明百話
帰ってまいりましたよ~。帰っていきなり、てのもナンですが、お盆だし、
「百話代8話」です。

今日の百話は恐怖、というより不思議な思い出の一つです。

いつも8月になると思いだすのは、自分の誕生日に起こった出来事だからでしょう。

京都と丹波の間を走る9号線にKトンネルがあります。今では縦貫道を走る事が
多いので滅多に通ることは無くなりましたが。

20代の後半、小型のヨット(二人乗りのディンギーというタイプ)を所有して
いた時期がありました。なんて書くと小金持ちに聞こえるけど、中古です。

3月ころから10月まで、ほとんど毎週末は海の上。今考えると元気だったなぁ。

縦貫道がまだ無い頃だから、夏休み中はかなりの大渋滞でした。

そんな時、車中で盛り上がるのが、時期柄「怪談話」ですよね。

S君の話では、以前このKトンネルを車三台で通過した人達がいたそうです。

トンネルを出たとたん、三台とも次々急停車・・・。

運転していた三人が真っ青な顔で走り寄って、一人が言ったそうです。

「見たか?」声の出ない後の二人はうなずくだけで精一杯。

三人はナゼかルームミラーが気になって何気なく見てしまった・・・。

ミラーには恨めしげな女性の顔が写っていたそうです。

まあ、そんな話ももっともだ、と思ってしまうほど、ちょっと嫌~な気が漂う
トンネルです。

で、ワタクシの体験ですが直接このトンネルとは関わりはありません。
(何で関係の無い話をするんだ!と言わずもう少しお聞き下さい・・・。)

この頃より数年前の学生時代の話です。

当事も夏休み中はアルバイト漬け、毎日ぐったりで、朝も何とか起きるのが
精一杯。

朝刊なんて読む元気もなかったのに、その日に限って何気なく新聞に目を
通して、驚きました。

早朝Kトンネルを出た付近で交通事故、一名は即死、他の一人は重症。
死亡欄の名は小学生時代の同級生でした。

小学校当事は良く遊んだ中ですが、卒業後はほとんど音信もなく、ときおり偶然に
出会うと「よお、久しぶり~元気?」と挨拶を交わす程度になってました。

親しい友人には直接連絡が入ってたんですが、その程度の付き合いになって
たから、もしかして新聞を通して連絡してきたのかなぁ、と今では思ってます。

事故があったのが奇しくもワタクシの20の誕生日だった、という事もあり、
忘れる事のできない不思議な出来事です。