秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

大将軍八神社。

2012年01月08日 07時26分50秒 | 京都非観光迷所案内


大将軍の読みは「だいしょうぐん」ではなく、「たいしょうぐん」です。って、説明するまでもないか。
この上京区にある大将軍八神社はもとは、その北方の明神池にあったそうです。 

室町時代には上・中・下の大将軍堂があったといわれています。もともと軍事を司る
大将軍を西北にまつるのは、唐代においてシルクロードにつながる方角が最も外敵
の侵入を受けやすかったため、だそうです。

この神さんが日本に伝播された頃は、その意味も分からず、「とりあえず西北に大将軍
を祀っておきなはれ」、なんて陰陽師の助言があったのかも知れませんナ。

ところが遷都を繰り返してようやく京に都を定めた桓武天皇が「いやいや、それだけでは
心もとないぞよ。いっそのこと、東西南北にお祀りするのじゃ」

なんてことで四辺に大将軍神社が建てられた、ってのは私の勝手な想像であります。
(歴史的に判明しているのは三箇所) 

 京都の人間でも「大将軍」の地名は知っていても、その社の場所を知っている人は
そんなに多くないと思います。

「大将軍?ああパチンコ屋かサウナとちゃうんかいナ?」なんて人のほうが多いかも。
(そんなの思い浮かべるのは私の知り合いだけか・・・・。)

 

これは要らない気もするけど。



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