秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

蚕の社(木嶋坐天照御霊神社)

2008年01月20日 18時31分30秒 | 京都非観光迷所案内
朝イチに加工を依頼していた反物を引き取りに「蚕の社」近くまで行って
きました。

ついでに「蚕の社」に参拝。いや、ついで、なんて言うとバチがあたりますナ。
と、申しますのも「蚕」という名からもお分かりのように繊維業界にとっての
大恩人「秦氏」の遺稿がこの「木嶋(このしま」さんなのです。
  

山中でもないのに、なぜか奥深い森に迷い込んだ気分になるのは、
太古の山城の杜(もり)がそのままの雰囲気で残されているからでしょうか?

  
↑土用の丑の日に手足を浸すと諸病に効果アリと言われてます。そしてその奥に三柱鳥居。↑
全国に九体ある三柱鳥居のルーツらしい。この辺りのお話に興味のある方は「丘眞奈美」
さんの「京都魔界巡礼」を読んでください。PHP文庫 590円。

      ←繊維業界の先人が残された石塔。

境内にある稲荷社→

石室の中ってのは珍らしい?

秦氏が京都、いや日本に養蚕や機織りの技法を伝えてくれなければ、今の室町も
西陣も存在していなかったはずです。

不況に苦しむ繊維業界の現状を、秦氏は太秦の森でいかに思っておわすのか・・?



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