前回の迷所案内はマサシク、迷所でしたが、今回の伝道院は西洋建築に
関心を持つ人には割合知られている建造物です。
西本願寺の東側、堀川通りを挟んでもう一つ大きな門があります。仏壇やお念誦を
商う店が軒を並べている通りであります。経本をメインに販売しているお店もございます。
先日知り合ったお父さんは、この経本の製本(和綴じ)を生業とされています。最近はCD
やカセットテープの需要が増えて注文は減っているとか。
まだカセットテープなんて存在しているのも驚きですが購入客の年齢層をかんがみると、
そんなに不思議な現象でもないんですけどね。
また話が迷走しそうなんで、軌道修正。その通りにそびえたつのが、この「本願寺伝道院」。
伊藤忠太と本願寺の由縁や、大谷探検隊については私のエエ加減なブログより他の資料を
参照にしていただければヨロシイかと思います。
この妖怪的石造物を初めて写真で目にしたとき、これはゼヒ逢いに行かねば、と思ったんです
が、建物の上層部に位置しているものと勘違いしておりました。
だもんで、いちいち申し込んでまで鑑賞するのもなんだかメンドーだし、まぁいいか、とずっと保留
にしていたんですけどね。まさか路上に面していたとは・・・・・・。
何体かは部分的に欠落していましたが、それは風化によるものなのか、人的な行為による破損
なのかは分かりません。
建造物の保存も大切ですが、私個人としては、この妖怪的オブジェをもう少し大事に残す手段
を何とか考慮していただきたい所存であります。(なんだか政治家みたいなコメントですけど・・)