先日、相方の伯母さんの家にお伺いしたおり、床の間に活けられていた
花です。相方は「なでしこ」だと思って訊ねたところ「岩菲」という花とのこと。
前にも言ったけど、私の脳は花や鳥の名を覚える回路が存在していないので、
教えられても記憶できないと思うけど、珍しい名称なのでしばらくは忘れないかも。
「がんぴ」と聞くと製紙の材料となる雁皮を思い浮べますが、まったくの別モノです。
また「眼皮」と書くこともあるそうで、これは達磨大師が修行中に、眠くなるのはマブタ
があるからダ!と自らマブタを切り取って捨てたそうです。
その切り捨てた場所から生えたから、とか捨てたマブタの裏に色が似ていたので
「眼皮」の名がついた、という説があるそうです。
座禅のために足を切断した、という話は知ってたけど、マブタまで切り捨てていまし
たか、大師さんは・・・・・・。
帰り際、庭に植えられた岩菲(眼皮はなんとなく嫌だもんな)を数輪いただいて帰宅。
私にとって、花アリ、はんなりとした暮らしはいつの日か訪れるのでありましょうか・・・。