秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

街にあっては・・・。

2008年05月14日 08時46分35秒 | Weblog
山にあっては街を想い、街にあっては山を想う。こんな言葉があったナ・・。
山に入っていると街の喧騒を懐かしみ、街で暮らしていると山の静寂さが恋しい。

京都が都会、とはいい辛いけど、帰って2日目、妙に郡上が懐かしい。

今日は美並の円空仏を訊ねた一日を懐かしんでみよう。

   
この「円空ふるさと館」は円空仏の展示以外に、生活資料館と伝承館が併設されています。

   
円空館は写真撮影が禁じられているので、生活資料館伝承館の内部だけの紹介です。

   
毎年、(説明パネルでは毎月の誤植になっていたけど、そのまま直していないところが
のんびりしていて微笑ましい)4月3日には月遅れの雛祭りで、土人形を飾る風習
があるそうです、こちらでは。

男女の区別無く、子供が生まれると人形を一つ求める、と、いうことは、ほぼ人口数
の土人形が存在しているわけです。そんな人形も多数展示されていました。

   
↑当たり前の事ですが、電気の無かった当時の生活空間は非常に暗い。蝋燭は貴重品
だし、油もそんなにふんだんに使うわけにはいかない、となると、日が暮れると
眠り、日の出とともに目覚める。ん?今の爺の生活そのままやん。

←人形は木製でした。

星の宮神社→
山岳信仰と深い関わりのある神社で、平安時代の奥書も残されているそうです。

←鎌の刃にはどんな意味が?

国道から奥まった場所にあるため、尋ねる人はまれでしょうね。私も郡上八幡に
仮住まいしなければ、わざわざ訪れる事はなかったとおもいます。

京都(着物)と郡上(水まんじゅう)の二重生活が夏の終わりまで続きますが、
またボチボチ紹介していきたいと思います。

郡上でPCが使用できないのが不便だけど、ま、いいか。