秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

京都非観光迷所案内その25.

2007年12月16日 06時20分45秒 | 京都非観光迷所案内
ナンダ、何だ2日続けて迷所案内かよ。と、まあおっしゃらずご勘弁のほど。
なんせ旅廻り中は無理なカテゴリーなもんで。

本日はこれまた岡崎にある「琵琶湖疏水記念館」。
  

インクラインは桜では有名ドコロですが、そのすぐ側にあります。京都に観光に
来て「京都市民の飲んでる水ってドコから供給されるのかしら?」なんて事に
興味を持たれる方は水道局にお勤めの人くらいでしょうね。

したがって非観光迷所案内にランクイン。(ランクなんてあったっけ?)
↓インクラインの模型。ランクインとインクライン、ややこしいぞ。
  
         この日は小学校の課外授業があったみたいです。↑
課外授業といえば、熱心にメモを執ってる子もいれば、さっさと屋外に出て遊ん
でる子もいます。この行動を見てれば将来も何となくうかがえそうだナ。

ワタクシの場合、当然屋外派。きっと疎水を見ながら、この流れの中にいったい
どんな魚が・・。なんて夢想してたんでしょうね。

←ペルトン式水車。
明治45年まで使用されていたそうです。黒部ダムでは今でも使われているらしい。

二階からの眺望→

工具類です。→
この他、当事使用されていた製図道具なども展示されてましたが、キャドは無論、
製図機も無い時代にこんな事業が企画、実施されていたんですね。

西洋に追いつけ追い越せの時代プラス、東京遷都で沈みきった京都を何とか活性化
しようと必死だったのでしょう。

←噴水の向こうは動物園。
この疎水を水泳教室に使っていた事を知る人も今は少ないだろうな。

すぐ近所の蹴上(けあげ)上水場は椿の咲く頃、一般公開されます。

平安神宮など訊ねる機会があったら、水道局以外の人も見学されてもいいかも?
無料だし・・・。