鏑木裕 ガチで行きマス

吾唯不足知 ワレタダタラズヲシル。
日々の練習 走行内容 妄想などを。

冬の安曇野ライド総括

2015年01月05日 | ロード

さてさて、年末の安曇野ライドは総括せねばなりませんな。

ということで振り返っておきましょう。

そもそも安曇野まで走ろうと思ったのは2シーズン前までさかのぼる。
前回に関しては以前のブログを参照してもらうとして、180kmの岡谷で無念のリタイアをしてしまったのだ。

その最大の原因は……町田市から延々と雨に降られてしまい、身体が冷えてしまったことにある。
ということで今回はとにかく身体(体幹)を冷やさないことに徹しなくてはならない。


仕事終了後に仮眠。そして23時半にゴソゴソと起きだして、準備開始。
ルートに関しては、再びコチラを参照
長いライドになるため、たっぷりと食事を摂って、午前0時半に出発!

汗をかくと身体が冷えてしまうため、発汗しない程度の負荷というのがマストだ。
鶴見川沿の世田道→町田街道の平地区間を時速30km弱で進行。
国道413号を経由して甲州街道(国道20号)に出ると、ようやく身体も温まってくる。

夏場なら、笹子に向けて時速30km目安で走行するのだが、さすがにその速度域だと負荷が大きすぎる。ということで時速25km目安で淡々と。
横浜で3℃だった気温は徐々に下がり、上野原を過ぎると0~1℃。寒い。
路面が所々でテカりだしているため、コーナーでは細心の注意を払わなくてはならなくなる。


いいかげん空腹になった午前3時半、大月ファミマ(70km地点)にて最初のピットイン。
上にウインドブレーカーを着るとともに、手足に貼るカイロも購入。


4時20分、最初のピークとなる笹子トンネル(85km地点)。
標高が上がるととともに気温は下がり、-1℃。
しかしトンネルの中は暖かい。みるみる気温が上がって8℃に。

トンネルを抜けると甲府盆地へ向けての下りとなるが、トンネルの西側はやはり氷点下。
いつもなら制限速度(時速50kmぐらい?)で落ちるように下るところだが、そこは慎重に時速30kmペース。幸い、クルマも少ないため、路肩を走る必要がないのはラッキーだ。

高度を下がれば気温は上がる……かと思っていたのだが、夜明け前の甲府盆地はとにかく寒い。
-2~-3℃。
しかも前日の降雨の影響が残って、盆地内は視界10~20m程度の濃霧。
高湿度の空気が放射冷却によって冷やされたからだろう。

視界が遮られてしまったために盆地内の平地区間も速度を上げられず、相変わらずの時速30km程度で淡々と巡航。


5時20分。2年前と同様に甲府昭和インター近くのすき家(113km地点)で牛丼大盛り+豚汁。

ここで止まる理由は明白だ。
昭和町の先は、市街地から離れてしまう。
そして昭和町が甲府盆地のボトムのため、ここから富士見峠に向けた上りが始まるからである。
下りの途中で休むと、次の走り出しの際にいきなり下りで冷えてしまうのだ。


6時半。北杜市の旧武川町(135km地点)で周囲が明るくなる。すでに富士山の西側へ回り込んでいるため、朝焼けに浮かび上がる富士山が見事だ。


7時10分。
朝のNHK連ドラで何かと話題のサントリー。の、白州蒸留所入り口(145km地点)。
上りの斜度が徐々にきつくなってきて、時速15~25km程度でノンビリと。


8時。二つめのピーク、富士見峠(160km地点)を通過。

富士見峠の手前からは路肩に雪が積もり、しかも雪も降っている。
相変わらず気温は氷点下で推移しているため、下りはなおのこと慎重になる。


 
諏訪湖の横を通過し、9時に岡谷(180km地点)で3度目、おそらく最後となるピットストップ。
ファミレスに入ってヌクヌクと身体を温めたい……と思っていたのだが、ルート上のファミレスがのきなみ『午前10時からの営業』ってことで、またしてもファミマにて。
しかしファミレスが朝営業していないって、首都圏では考えられないよなー。


塩尻峠は、登坂車線があるために走りやすい。
インナー×ロー(34×25T)にてえっちらおっちらと上り、9時50分にラスボス攻略。

塩尻市に入ると路肩の雪が消え、ようやくリミッター解除となる。
ここから先はもうゴールが間近なので、発汗OK! ガンガン進めるぜ。
気温も一気に7℃まで上昇して身体も良く動く。
奈良井川側道を時速40km巡航でペダルを踏み倒して松本市へ。


11時。ついに来た、安曇野市役所(220km地点)。
ゴール地点は安曇野市の西側、富士尾山の山腹にあるため、ここから最後の上り。

 
安曇野には白馬方面からの雪雲が流れ込んでいるようで、再び小雪が舞い始める。

そして、国道や県道はきちんと除雪されているが、脇道は白いままだ。
最後は23cのロードタイヤでヨロヨロと走りながら……。


11時半、青葉台を出てからちょうど11時間でゴール!
231km。実走9時間12分。平均時速25.1km。


ということで、冬のロングライドは【汗をかかない負荷】【滑らない速度】【体幹を冷やさず】【四肢を暖める】というのが大切。
そして、凍結しそうな峠は日中に通過する、という計画も重要だったりする。

まぁ、神奈川の海沿いを走る分には、路面も凍結しないしそもそも氷点下にはまずからないから、ノープランで行けちゃうんですけどね。