神様のもとへ

ご葬儀の撮影という仕事から日々感じたことを日記として、そして記録として書いておこうと思います。

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般若心経

2011-06-08 19:42:09 | 日記

今日は、本当にご家族だけのご葬儀でした。
たぶん、息子さんや娘さんたちだけが集まってのお別れで
お寺様もいらっしゃらず、身内だけでのお見送りでした。

4名だけでしたが、係の方とご一緒に
静かに、そして心からの般若心経を皆様で読まれ
焼香をして、最期の時間を過ごされました。

係の方が、ていねいに般若心経の意味をお話ししてくださって
私も一緒に聞かせていただきました。

祖父母や叔母などが亡くなり、その度に「覚えたい」と思って来た
般若心経です。
本は持っているのですが、なかなか覚えるまでに至りません。
今日は私もとても良いお話を聞くことができてありがたかった。

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いい笑顔だね

2011-06-07 11:53:23 | 日記

「いい顔してるねえ」
「にっこり笑ったみたいな顔だねえ」
「ほんとにいい顔、亡くなった人のこんないい顔は見た事がない」
「病院でも言われたんだよね」
「最期、にっこり笑うように息を引き取ったって」

葬儀が始まる1時間も前からご親族やご兄弟が故人様を囲んで
本当に故人様のお顔を代わる代わるご覧になっていました。
ご家族の賑やかな雰囲気で始まったご葬儀でした。

人は亡くなると、だいたいみなさん「いいお顔」をされています。
私の祖父母も伯母もそうでした。
どうしてでしょう。
本当に安らかに、人に寄ってはにっこっり笑ったように
眠っていらっしゃいます。

そのままの笑顔で、どうか安らかにお眠りください。
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紫陽花に送られて

2011-06-02 19:11:25 | 日記

きのうからの雨の中のご葬儀。
紫陽花を中心に、女性らしい優しい素敵な祭壇のもと
眠っていらっしゃった故人様は
お孫さんに本当に慕われていらっしゃったのだとすぐにわかりました。
74歳という若さでのご逝去。
中学生くらいの女の子のお孫さんが、ずっとずっと
おばあちゃまのお顔をながめていらっしゃいました。
「おばあちゃん、すごくきれいだね」
「いつもはメイクしてなかったけど、こんなにきれいならメイクすれば良かったのに」
いろんなことを語りかけていらっしゃいました。
遺影のお写真も本当に優しそうなかわいらしいおばあちゃまです。
息子さんや、お孫さん、ごきょうだい、皆さんに大切にされていらっしゃったことが
会場全体の空気をとても穏やかにしてくれています。
こういうご葬儀は本当に私たちも心が和み
ご遺族の方と一緒にお経を拝聴し、心の中で手を合わせ
同時に、自分の家族の事を考えさせられます。
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真言宗

2011-06-02 19:03:50 | 日記

私の父も真言宗で送りました。
このお式中は、何度も父を思い出していました。
「南無大師遍照金剛」という言葉が印象的です。
故人様は、遠い過去に会社の重要なお役目を退かれ
晩年は静かに過ごされていたと思われる喪主様のお父様でした。
現役の頃や、引退後に故人様にお世話になられたという方や
奥様を含めたご家族での、ささやかなご葬儀でした。
奥様は、まだこの先の人生がおありだと思いますが
息子さんである喪主様がとてもお優しそうな方だったので
きっと、お幸せに過ごされるのだと思います。

最後の最後、棺の中の故人様に
奥様が優しく語りかけていらっしゃったのが
強く印象に残っています。
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さよならの気持ち

2011-05-29 11:24:35 | 日記

お母様が亡くなられたご葬儀。
娘さんや息子さんの年齢から察すると
今の時代に、亡くなるにはまだまだお若かったのだと思います。
娘さん、息子さん達と身近なお知り合いだけでの
ささやかながら、温かい、愛情溢れるご葬儀でした。

私はご葬儀に行くと、いつも思う事があります。
私は、故人様もご家族も、その日たった一度お目にかかるだけですが
その日、たった一日の、しかも数時間のご様子から
どんなご家族だったのか、故人様とご遺族がどんな関わり方だったのか
なんとなく伝わって来る気がします。

この日は、ご葬儀の始まるずいぶん前から
娘さんや、息子さん、お知り合いの方々が
代わる代わる、何度も、そしていつまでも故人様のお顔をながめて
談話をされていました。
「今日はきれいにお化粧して、すごく美人なんだよ。見て見て。」と
娘さんが、お母様のところへ知人の方を連れて行って
皆さんで本当に和やかに、お母様を偲んでいらっしゃいました。

ご葬儀の時は、いつも同じなのですが
式が始まる前、皆さんで故人様を偲ばれる限られた時間。
その時は、まだご遺体がそこにいらっしゃるということもあり
まだ、気持ちの中で「本当のさよなら」を実感されないのでしょう。
自分の経験を思い出してみても同じ。

和やかに、集まった皆さんで、故人様との思い出を語り
にこにこと最後の時間を過ごされています。
ご葬儀が終わり、棺への花を手向ける時間になると
ここではついに「もう本当にお別れなんだ」という気持ちがこみ上げてきます。
お式が始まるまでは故人様を囲まれて談笑もありますが
最後は、さよならの気持ちの涙で見送られます。

遺族に愛されて、慕われて惜しまれて旅立てる
そんな生き方をして行きたいと自分に置き換えて思ってしまいます。
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おつかれさまでした

2011-05-27 19:58:09 | 日記

今日の、ご葬儀には参列者はだれもいません。
身寄りのない方のご葬儀を、市で行ってくれるというものでした。
それでも、きちんと祭壇を作り、お花を飾り
きちんとしたご住職によるお経をあげていただき
最期の出棺前には、係の方の手で棺にささやかな花を手向け
心をこめて送り出していらっしゃいました。
亡くなられた方も、産まれた時はきっとご両親に祝福され
かわいい赤ちゃんだったことには違いないはず。
成長するにつれ、そして大人になるにつれ
人は誰でも様々な事情の中で生きて行くことになります。
この方は、最期の旅立ちをお一人で迎えることになりましたが
これだけきちんと弔っていただけて、きっと安心して
神様のもとへ行く事ができたんじゃないかと思いました。
長い人生、お疲れさまでした。
やすらかにお眠りください。
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幸せだったかな?

2011-05-16 12:35:36 | 日記

今日は老人ホーム内でのご葬儀でした。
私がここにお邪魔するのは3回目。
毎回、いろいろなことを考えさせられます。
そして、人の温かみを感じるところ。
今日の故人様は何歳で亡くなられたのかは、わからないけど
祭壇に、50歳代頃なのかな、ご主人と思われる方との
旅先でのお写真が飾ってありました。
とてもお元気で、にこやかで楽しそうなお写真です。
今、元気で走り回ったり好きなことを好きなようにしゃべったり
したいことをしている私たちも、いつかは、いえ何十年後には
必ず今みたいには動けなくなり、なんでも好きなようには出来なくなる日が来る。

このホームでのご葬儀の時は、必ずホーム内で生活していらっしゃる
多くのおじいちゃん、おばあちゃんが故人様を見送りに車いすでいらっしゃいます。
この方々も数十年前は、バリバリの現役でそれぞれの役目を果たしていらっしゃったはず。

私の祖母も、最後には養護施設のお世話になりました。
最後は動けなくなっても、私たち家族は、毎日元気に私たちの面倒を見てくれた
一生懸命働いていた、あのおばあちゃんを知っています。
年を取っても立派に人格があります。
だから、お年寄りを怪訝にするのは本当に間違っていると思います。
今まで、何十年もの間、いろいろなことをたくさんたくさん経験して
今のご老人なら戦争も体験しているだろうし、家族を持ち、子供を育て、
子供の幸せを願い、一生懸命生きて来られた方の最期の日。

そんなところにお邪魔できるのは私には本当にありがたく貴重な経験だと思います。
自分の祖父母に対する気持ちと同じ気持ちがこみ上げます。
一生懸命、今の日本や私たちのために頑張ってくて下さってありがとうございました。
皆さんに見送られてお幸せな出棺だったと思います。
どうぞ、本当に安らかにお休み下さい。
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おばあちゃん、ありがとう

2011-05-14 13:14:56 | 日記

89歳のおばあちゃまが亡くなったご葬儀。
このご遺族のお住まいのあたりでは、地域の結びつきが密接らしく
区長さんや、何々会の会長さん、老人会の会長さん、その他地域の主要な方々
そして町内の方々が、続々と参列していらっしゃいました。
ご家族やご親戚の方も久しぶりに会った人と
懐かしさで話に花が咲いていたようでした。
最期のお別れのとき、30代くらいのお孫さんが
お花を手向ける事もできないくらいわぁわぁ泣いていました。
私も、自分のおばあちゃんのこととダブって思わず涙が止まらなくなってしまった。
私のおばあちゃんも90歳だったなぁ。。。
おばあちゃんは、本当に人を大事に大事にしていたから
人からも大事に愛されていた。

私は、自分の家族を何度か見送って強く感じたこと、
人の死に様はその人の生き様だって。
どんな風に生きて来たのか、最期を見ればよくわかる。

このお孫さんは、本当におばあちゃんに可愛がられたんだろうな
地域のみんなやご親族、ご家族に愛された方だったんだろうな
そういうことを強く感じたご葬儀でした。
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母を思う気持ち

2011-05-13 20:20:40 | 日記

今の時代に、まだまだ亡くなるには少し若い74歳のお母様が亡くなったご葬儀。
喪主は40代くらいの娘さん。
質素で小さな、近しい人だけでのご葬儀でしたが
ご家族、ご親戚の仲の良さが伝わる温かみのある時間でした。
20代と思われるお孫さんのおなかには新しい命が宿っていました。
おばあちゃんに会わせてあげたかっただろうな。。。
故人様のお友達も参列されていました。
最後に花を手向ける時は、娘さんが本当にお母様を愛おしむように
何度も何度も、声をかけ花を手向け「ありがとう」とおっしゃっていました。
喪主様のごあいさつのとき「私を産んで育ててくれてありがとう」という言葉に
私も思わず涙が出てきました。
大雨だったこの日、出棺の時にタイミング良く雨が上がり
霊柩車の中でそのことを、喪主である娘さんが
「雨を止ませてくれたんだね」とお位牌に語りかけているようでした。
こんな風にみんなで集まる事もなかなかないからと
遺影の前で皆さんの写真を撮らせていただきました。
ありがとうございました。
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曹洞宗

2011-05-12 19:01:23 | 日記

古くからご遺族の方々の地元にある
由緒あるお寺という雰囲気の中
おばあちゃまが亡くなられたのだと思う。
場所こそ、葬儀用のホールではあっても
少人数で昔ながらのご葬儀。
故人の息子さんと思われる方は
最後、棺にお花を手向けるところで
悲しさがこみあげてその場にいられなくなり
部屋の外へ出て行ってしまった。
まもなく、ご家族に促されて戻って来られました。
皆に惜しまれて旅立って行かれる故人は
きっとお幸せな最期だと思います。
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