※少々、ネタバレあり。
2000年韓国製作『イルマーレ』のハリウッドリメイク版『イルマーレ』
韓国版は見たことはないが、
どうやら海辺に建つ建物(住居)につけた名前が『イルマーレ』ならしい。
ハリウッド版では、待ち合わせをしようとしたお店の名前が『イルマーレ』だった。
ハリウッド版原題は『The Lake House』
そのままの方が、ぴったりだ(^^;
日本語版、題名をつけたのは、誰だ?妙に変だぞ(笑)
さて、2年の時を隔てての文通という
アジアンチックなファンタジー。
画面のキアヌとサンドラには 少しおとなしすぎるような
平坦すぎるような違和感を覚えたが
ストーリーが進むにつれ、それは 無くなった。
映画の世界観でいえば、アジア特有の胸に秘めた清らかな想いを
ダイナミックなハリウッドが スマートに演出した感じを受けた。
製作側もいろいろなことを考えて、設定地などを選んだのだろう。
ありえない設定だが、時を隔てた人と恋に落ちるというのは
「逢いたいけど、逢えない」といった切なさが
さらに 二人を燃え上がらせるような。
意を決して、逢う約束をする二人。
しかし、彼は現れなかった。
どうしてかって?
それは、彼が2年後にはこの世に存在していなかったから。
映画の最初の方でケイト(サンドラ)が、遭遇するモノ。
仕事とはいえ、その場で懸命に処置を続けたが・・・。
その部分が、最後の方になってつながってくる。
2年の時を交互に見て、頭で処理することは大変なものがあるが
なんとか、ついていける範囲(苦笑)
ええっ!そうなら、エンディングは、悲しいものなの?
という想いが、ドドッと押し寄せてきた時に夫が一言。
「アメリカ映画は、ハッピーエンドなんだ。
だから、大丈夫だよ^^」
夫は、ハッピーエンドな映画、もしくは戦争モノしか観ない。
大当たり!
とても幸せに観終えられる、映画です^^
そして、なんといっても2年の時をまたいで、
二人をつなげている ワンちゃんがこれまた イイ!
ドラえもんじゃないけど、過去を変えちゃ~いけないんだよぉ
などどいうことは ふっ飛ばしてしまっているハリウッド、さすが。