YOU-PROJECT BLOG

く:食う



さて、皆さん多分、こうした時期はとっても食べることが楽しみになっているのではないでしょうか。
実は「書く」の記事にイイね!をつけてくださった方のブログを拝見すると、とっても美味しそうなお食事が。私、SNSは不慣れで、イイねをつけていただいてもどうしたら良いものやら分からず、すみません。
実は、料理も芸術に必要な教養の一つと言われる方は多いです。そして、僕も正直そうだと思いつつ、料理できていないです。
おそらく段取り力というか、どんな手順で作っていくのか、またどの味とどの味を掛け合わせるのか、そうしたところが演出の作業とも似ているのではないか、と思います。
例えば「・・・・・・・」何かセリフがあったとします。そこに何がふくまれているのか。セリフというのはあらかじめ言葉としてその人の頭の中にあるものがえらばれ、心の動きと連動して表出するものです。ですから、そこにどんな内容が含まれるのか分析する必要があります。この作業がいわゆる台本の読み込み、という作業になります。
他にも、前回の作品チェーホフであれば、器に「現代の住宅街の公園」を持ってきて、そこに家の中庭かもしれないというスパイスを効かせておいて、メインディッシュはワーニャ伯父さんの不満爆発まで。サイドにはソーニャの失恋?騒動。そしてセレブリャコフとマリヤの老いとの葛藤が添えられている。そして、ソースとしてベラスケスやフェルメールの名画がある、という感じですね。
僕自身は編集作業というか、もしくは混ぜ合わせる作業というか、いろんなものを混合して、化学反応させていくのが好きなんですよね。

ちなみに本当に食うって言う比喩であればインプットの話になるんですが、今、結構二度目の読漫画にはまっていて、二ノ宮先生の「のだめカンタービレ」では、のだめのピアノの先生のオクレール先生が、孫ルイにアナリーゼ(味の分析:曲の分析にちなんでいる)を教えていたところで思いつきました。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

最近の「演出の目」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事