演出家の眼 特別回 Ｃ．Ｄ．F．２０１５リポートその１

今までワークショップリポートはアシスタントに頼んできましたが、今回のアシスタントは劇団員とはいえ大先輩の山本さん、多忙ぶりも知っているので頼めず・・・、自分で書くことにしました。

5月9日。初回らしく2人の参加。しかも久方ぶりの１０代。なぎさ高校の授業で普段からこの年代とは接していますが、新鮮でした。
とはいえ一人は全く演劇経験のない方で、次回参加の確約をいただいていたので、逆にこの日は基礎的なことをしっかりとやりました。
いかようにも読めるワークショップのテキストを、同じくアシスタントとして来ていただいていた劇団ひいふうみいの木村千鶴さんとふた組に分かれて作り出しました。
いくらでも同じ台本でまったく違う作品を生み出せるのは演劇の深さだと思います。

5月23日。先週から引き続きの方とほかに二人演劇経験者を加えた三名の参加です。
2011年に一緒に作品を作った京都造形芸術大学の現役大学生をアシスタントに加えて、今回こそ「ハーフ」の稽古に。
なるだけハーフの複雑さというか、上演時の文脈を無視して作ってもらおうと思っていたのですが、想像以上にコンテクストを参加者の皆さんがたどってくれるので、
長話にはなりましたが、ストーリーを伝えました。
クスキユウの台本は、省略や・・・・・・、そして不思議な語尾があったりするのですが、そうしたこともよく考慮してやってくださいました。
特に電車が通る、とか雲が流れるとかって難しいんですが、3にんで息ぴったりでした。

　　　＜続く＞