SHOUTS TO THE SOUL !!   岡崎 陽

根っからのネガティブ人間。
無能、ノミの心臓が語るブログ。

「悪意の手記」を読んだ。

2012年10月12日 16時52分45秒 | Weblog
自分が死ぬという、恐怖感はすべての人が必ず体験する人生最大の恐怖なんだろうな。

その恐怖感を克服しているのか、どうやって心を整理するのか?どんな気持ちで死んでゆくのか?わからないよな。

だって、聞きたくても死んでしまっているわけだからな。

死後の世界で自分の意識があるはずないし、目に見える世界なんて、期待できないし、すべてが無になってしまうということが、

一番正解に近い予想のように思える。

そんな自分の死の恐怖を認識している人が、人を殺してしまったとしたら、当たり前の精神状態でいられるのだろうか?

戦争は殺人を正当化して、殺人を行うために生きるという、最悪の矛盾行為だよな。

・・・・よく分からないが、やはり俺は人が嫌いだ、俺の本音は当然の感情だと思った。

長い人生で1度や2度ほんの些細な感情や状況の変化で、殺人を起こしてしまう可能性はあると思う。

また、殺される可能性もあると思う。ある意味紙一重のことかもしれない。

俺はこれと言って大きな変化もない、人並みな平凡な生活を送ってきた。

それを幸福というのか?ただ生きている植物のような人間なのか?

自分がどうしたいのか?分からないまま、一生を終えるような気がする。

そんなことを考えさせられる物語だ。