あふりかのふりかけ

井上陽介によるアフリカ滞在記。
2005年4月より半年間にわたり訪れたカメルーンでの日々の日記です。

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2005-08-16 20:11:52 | 私の「開発論」
隣に住むBresnevという少年、
右足の大腿部におできが出来ていた。
母親が膿を出そうと、おできを触ったのが痛かったのか、
外で、大泣きしている。

まぁ、いつも泣いたり笑ったり騒がしい6歳児なので、
ほっておいてもいいのだが、あまりに泣くものだがら、
部屋につれてきて、医者気取りで、傷口を見てあげた。

4センチ四方程度だろうか、ぷっくらと膨れている。
おできの周りを少し触っただけで痛いというので、
取り合えず化膿止めの塗り薬を他の研修生から借りて、
ガーゼとともにはっつけて数時間後にまた部屋にくるように言う。

お昼過ぎに戻ってきた彼のガーゼはすっかり血で染まっていた。
それもそのはず、おできがあるというのに、
平気で走り回っているのだから。
全く元気というか、無鉄砲というか・・・。
まぁ、彼が気がつかないうちに血を出せてよかった。

ガーゼをはがすと、依然として血が滲み出していた。
そして、傷口から滲む血を見て思った。
この子もエイズかもって。
そして、この血を介して、自分にもうつるかもって。
そしてそして、それならそんなもんかなって。

何だか不思議な感じだった。
いまでも、うまく説明できない。

彼はどことなく、私の弟の幼少期に似ていて、
やたらとなつっこくて、やたらとうっとおしくて、
やたらとかわいい。
半開きで、はれぼったい唇はまさに弟のそれである。
多分、一番仲のいい“友達”だ。

もちろんエイズにならない方がいいに決まっているし、
誤解を恐れずに書けば、エイズには全くなりたくない。

でも、「ともに生きる」って、
なんだかそういうのを越えたつながりが必要な気がした。
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