あふりかのふりかけ

井上陽介によるアフリカ滞在記。
2005年4月より半年間にわたり訪れたカメルーンでの日々の日記です。

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当たり前

2005-05-31 23:43:59 | 私の「開発論」
こちらでの生活も60日に迫った。
その間、いろいろなことを体験したが、
このごろはそんなに新しいこともない。
もちろん、仕事の内容などは変わってきているし、
それなりに充実してきているが、
はじめのときのような驚きや衝撃はもはやない。

そう、今の私は“当たり前”の中で生きている。

もちろん、注意深く観察すれば、そして、
いろいろなところにもっとアンテナを張り巡らせて生きれば、
新しい発見や感動があるのかもしれないが、
やっぱり当たり前である。

当たり前というと、えらく聞こえが悪いが、
すべてが自分にとって自然になってきたのだ。

大音量で流れるステレオの音、
でこぼこの道、水溜り、遠くに望む山々、
青い空。

昼間からパームワインを飲む男たち。
道路沿いに座り、ビターリーフの葉を枝からむしりとる女たち。
何人もが押し込まれたタクシーのクラクション。

気まぐれな電気、水道。
面倒くさかった手洗いでの洗濯にも慣れた。
バリエーションのない食生活にも気が付けば染まっている。

そう当たり前。

私が望んでいたのはこういう状況。
この中で、自分がどう生きるか、
そしてどう感じるか、どう考えるか、
それを得るためにきたのだ。

何も奇妙奇天烈なことを書かなくてもいいのだろう。
私はマスコミ狙いの文化人類学者ではないんだし、
ましてや日立世界ふしぎ発見のプロデューサーではない。

当たり前を当たり前に生きる。
それがこれからのテーマ。
そして、これが本当のスタート。
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