ミュンヘンなんて、どこ吹く風

ミュンヘン工科大留学、ロンドンの設計事務所HCLA勤務を経て
群馬で建築設計に携わりつつ、京都で研究に励む日々の記録

カーディフで三位決定戦を観る

2012-08-10 23:55:17 | ロンドン・hcla
会社をオリンピック早退し、パディントン駅で奥さんと待ち合わせて電車に乗る。カーディフまで2時間。スタジアムのチケットボックスで入場券を受け取り、ゴール裏の席に着く。ここまで勝ち上がってきた日本と韓国それぞれのハイライトを大型スクリーンの映像で振り返った後、メダル授与は決勝戦後にウェンブリーで行われるとのアナウンスが流れる。その後選手たちが入場。国家が流れた後、五輪サッカー競技三位決定戦の試合が始まる。



日本が押し気味に試合が進んでいく。日本の突破を止めるためにいくつもファールがあり、韓国にイエローカードが数枚出る。しかし日本はシュートが決まらない。逆に相手のクリアーボールを処理し損なったところから、しぶとくボールを追って強引にゴールに向かった韓国選手の個人技から得点を許す。日本のディフェンスが浮き足立ったように見えたが、そのまま前半が終了する。

ハーフタイム中、スタジアムの大型スクリーンに会場内にいる両国のサポーターたちの映像が次々と流れる。顔を太極旗の赤青に塗り分けたおかっぱの男性がカメラに気づいて懸命になにかを叫ぶ様子が会場内に笑いを生む。

後半、やはり日本がボールを保持し押し気味に試合を進めるが、シュートができない。一方の韓国はボールを奪った瞬間から少ない手数で日本のゴール前に迫る。韓国は日本が自陣ゴール近くで回すボールも常に奪おうと狙っているようで、メキシコ戦の失点がよぎってどきどきする。絶好の場面からシュートをだふった大津選手が僕らの目の前でグラウンドを殴ってくやしがるそぶりを見せた直後、カウンターから韓国に追加点が入る。日本は次々に交代選手を投入し、鹿島から唯一選ばれている山村選手も出場する。途中交錯してひたいから流血する場面があり、以降、目の上に包帯を巻いての出場となる。攻撃に人数がかかりこぼれ球が日本選手の前に収まるようになるも、そこからシュートまでの手数が多く、ゴール前にあったボールを結局最終ラインまで戻してしまうなどしてシュートがなかなか生まれない。そのたびに逆に韓国のカウンターを受けてしまう。終了間際にかけて見せた猛攻と得点(結局取り消しになってしまったが)は、もどかしさを感じていたらしい日本人ではない周囲の観客たちからも歓声を受けていたが、そのまま0-2で試合終了となる。大型スクリーンにはハーフタイムに映ったおかっぱの男性が再び登場し喜ぶ様子が流れる。日本選手たちが観客席に挨拶した後ロッカーに引き上げていく様子を見てから、会場を後にする。

ホテルにチェックインしてから外に出て、wagamamaで晩飯を調達。部屋でオリンピックのニュースを見ながら食べた後、早めに就寝する。
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