今日は、WRCの話です。
グループN規格に近いマシンで戦われているP-WRC(プロダクションカー選手権)に、今年からSuper2000(以下、S2000)規格のマシンの参戦が可能となりました。
当然、チャンピオンシップ・ポイントも認められています。
また、IRC(インターコンチネンタルラリーチャレンジ)においてもS2000規定の車両が活躍しています。
S2000とは、どんなマシンか???
FIAが定める車両規定で、2000cc・NAに限定されたエンジンを使用し、ボディーワークを含めた改造範囲が厳しく制限されています。
ツーリングカー・レースでは主流となっており、WTCC(世界ツーリングカー選手権)や各国の選手権、各国のラリー選手権で採用されています。
この規定は、コストダウンとマシン性能の均一化を狙った物。
また、コストダウンにより新たなメーカーが参戦しやすくなり、性能の近いマシン同士により競争が激化。
結果的に人気も上昇し、それは更なるメーカーの参戦要因となり、シリーズの繁栄につながるという好循環を作り出す。
と言うのがFIAの狙いです。
WRCでは、2012年からは新規定のWRカーの導入が決定しています。
WRカーという名称は引き継がれるものの、マシン規定は大幅に変更されます。
現在決まっているのは、グループN、もしくはS2000規定によるマシンをベースとした4WD+ターボ、という事のみ。
これにより競技車両のコストダウンを図り、グループNのスバル、三菱、及びS2000のプジョー、シトロエン、フィアット、シュコダ、VW、トヨタなどを一気に囲い込み、WRCへの参加ワークスの増加を目論んでいます。
グループN車両を持たないフォードなどに対しても、新規車両を作りやすい条件となっていて、新規定導入の前倒しの可能性もあります。
そのS2000規格のマシンに、我等がプジョー207が参戦しています。
今年は、プジョー・ワークスとしては、ル・マン24時間にディーゼルで参戦しました。
しかし、ファンとしては、プジョーと言えばWRCのイメージなんですよね。
現在、WRCには同じPSAグループのシトロエンが参戦していますが、以前のようにプジョーとしてもワークス参戦して貰いたいと思っているファンは多いのでは???
S2000ベースのWRカーになった際は、ワークスの207WRCが大活躍する光景が見れるのかな???
楽しみです。
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