五十の手習い足払い

五十歳を過ぎて始めたブログも18年目に突入。
山梨に住む新しモノ好きのオヤジが自分の趣味や日々の暮らしをつづります。

この一曲!流星[吉田拓郎]

2015年07月17日 | この一曲!
友人に頼まれて彼の高校のクラス会のムービーをつくっていたときのこと。
エンディングでクラスの名簿をロールで流すのですが、預かったエクセルの表を見ていて、その中に中学校の同級生の名前を見つけました。

残念ながら彼女は物故者の欄に載っていました。
そう、今年の二月に亡くなったばかりの同級生なのです。

長い間闘病中だった彼女は、私のブログを読んで還暦記念のクラス会に出席するのを楽しみにしていたのです。
私のブログの中に「この一曲!」を見つけ、私が吉田拓郎さんのファンだということを見つけて、メールを書いてくれました。
その中で自分の好きな曲の一つとして、この曲のことが書いてありました。

 たとえ僕がまちがっていても
 正直だった悲しさがあるから・・・流れていく
 静けさにまさる強さはなくて
 言葉の中では何を待てばいい・・・流れていく

 確かなことなど何もなく ただひたすらに君が好き
 夢はまぶしく木漏れ日透かす 少女の黒髪もどかしく
 君の欲しいものは何ですか


私の身の回りにもたくろうファンはいないのでうれしくて、「今度のクラス会の後のカラオケでたくろうを歌おう」って約束していたのに、ついおしゃべりに夢中でそのままになってしまいました。
今になって思うと、あのとき無理しても聴かせておけば(?)良かったと悔やむことになりました。
病が進んでいて、この先いつまた会えるかわからない状態だったのに。

 さりげない日々につまづいた僕は
 星を数える男になったよ・・・流れていく
 遠い人からの誘いはあでやかに
 だけどたずねさまよう風にも乗り遅れ・・・流れていく

 心をどこか忘れもの ただそれだけがつまはじき
 幸せだとは言わないが 不幸ぶるのはガラじゃない
 君の欲しいものは何ですか


今回、ムービーを作るにあたって、BGMで流す音楽を「制作者の特権」で選ぶのですが、さすがにこの曲は選べなかったなあ。
結局、無難な曲を選んでしまいましたが、この歌はもう少しカラオケで練習して、と思っています。
拓郎さん独特の「字余り」の歌詞なので、よく歌いこまないと歌詞を追いかけるのに精いっぱいになりますから。

 流れる星は今がきれいで ただそれだけに悲しくて
 流れる星はかすかに消える 思い出なんか残さないで
 君の欲しいものは何ですか
 僕の欲しかったものは何ですか

これからこの歌を歌うときは、必ず彼女のことを思い出しながら歌うことになるでしょう。
忘れられない曲になりました。


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