町の防災士会が開かれ、私も参加してきました。
不肖、この私も防災士会の末席を汚しております。
いつもは南海トラフ地震に備えるための討議が多いのですが、今回は昨今の集中豪雨による被害が各地に起きているのを受けて、「水害対策」。
といっても、河川改修とかそんな話では無くて、河川の氾濫(越水、破堤)が起きそうな場合の避難に関する話題でした。
私の住む市川三郷町市川大門地区は、地図を見ていただければお分かりの通り、三方を芦川とそれが流入する笛吹川とに挟まれ、残る一方は土砂崩れの危険が多い山の斜面、つまりそれらに囲まれた盆地のような地形です。
笛吹川は町の横で釜無川と合流して富士川となります。
富士川は、ご存知日本三大急流の一つで、残りの二つは今年河川氾濫のあった球磨川と最上川。
いつ、富士川が同じような氾濫を起こし、その影響(バックウォーターなど)で笛吹川、さらには芦川の水量が増し氾濫が起きないとも限りません。
また、芦川は芦川渓谷という渓谷を下り、平坦な場所に出たところが市川三郷町であり、この町はいわば芦川の扇状地と言っても良い地形なのです。
過去にも大きな水害を出したこともあり、決壊こそしませんが、その一歩手前まで達したことは何度か記憶がある「暴れ川」なのです。
ふだんはとても、そんな風には見えませんが...。
防災マップを見ると、ひとたび水害が起きれば、5メートル以上水没してしまう場所が広くあり、我が家のある場所も「北河原」と呼ばれているとおり、大水が漬いてしまうところにあるのです。
他の町村に逃げようにも、町を囲む芦川・笛吹川を越えるための橋が全部で4本(上流から芦川橋、新田橋、三郡橋、富士川大橋)、そのうち対岸が高くなっているのは芦川橋のみです。
つまり他の橋は、渡ったところで、そこも水害にやられている可能性が強いのです。
その芦川橋に、芦川を流れる流木などが引っかかり、越水や破堤を起こしてしまうと、町の上(かみ)から下(しも)にかけて、水が勾配を駆け下り、途中に建つ家々を壊してしまう、という事態も想定されます。
水害は、水が漬いて家が水没するだけではなく、流れる水に一気に押し流されるという被害も考えられるそうです。
そうなると、市川大門地区は全滅、という惨憺たることになるやもしれません。
そのときに、私たち町民はどういう行動を取ればいいのか?
そんな話し合いを今夜持ったのです。
方法は3つ。
1.家での避難(二階に上がるなどの垂直避難)
2.高台にある雛所への避難
3.町外への早めの避難
しかし、
1.先ほどの説明で、避難可能な場所は限られます。
2.地区内5千人以上の人を受け入れられる施設はありません。
3.よほど早めに出掛けないと逃げ遅れます。橋が渋滞する可能性は大きいです。
ということで、メンバー一同、暗澹たる気持ちで話し合いを行いました。
現在、芦川の河川改修が進められています。
川幅を広く、そして深くすることにより水害発生の可能性を少なくする取り組みです。
また、芦川橋の架け替え工事も進められています。
川を流れてくる流木やごみなどが引っかかりにくい構造の端になることを期待しています。
これらの工事の完成は、令和5年。
それまでに我が町の上空に、どうか線状降水帯が発生しませんように。
8月30日の防災訓練の日までに、町の担当部署と話し合いを持つことが決まっています。
不肖、この私も防災士会の末席を汚しております。
いつもは南海トラフ地震に備えるための討議が多いのですが、今回は昨今の集中豪雨による被害が各地に起きているのを受けて、「水害対策」。
といっても、河川改修とかそんな話では無くて、河川の氾濫(越水、破堤)が起きそうな場合の避難に関する話題でした。
私の住む市川三郷町市川大門地区は、地図を見ていただければお分かりの通り、三方を芦川とそれが流入する笛吹川とに挟まれ、残る一方は土砂崩れの危険が多い山の斜面、つまりそれらに囲まれた盆地のような地形です。
笛吹川は町の横で釜無川と合流して富士川となります。
富士川は、ご存知日本三大急流の一つで、残りの二つは今年河川氾濫のあった球磨川と最上川。
いつ、富士川が同じような氾濫を起こし、その影響(バックウォーターなど)で笛吹川、さらには芦川の水量が増し氾濫が起きないとも限りません。
また、芦川は芦川渓谷という渓谷を下り、平坦な場所に出たところが市川三郷町であり、この町はいわば芦川の扇状地と言っても良い地形なのです。
過去にも大きな水害を出したこともあり、決壊こそしませんが、その一歩手前まで達したことは何度か記憶がある「暴れ川」なのです。
ふだんはとても、そんな風には見えませんが...。
防災マップを見ると、ひとたび水害が起きれば、5メートル以上水没してしまう場所が広くあり、我が家のある場所も「北河原」と呼ばれているとおり、大水が漬いてしまうところにあるのです。
他の町村に逃げようにも、町を囲む芦川・笛吹川を越えるための橋が全部で4本(上流から芦川橋、新田橋、三郡橋、富士川大橋)、そのうち対岸が高くなっているのは芦川橋のみです。
つまり他の橋は、渡ったところで、そこも水害にやられている可能性が強いのです。
その芦川橋に、芦川を流れる流木などが引っかかり、越水や破堤を起こしてしまうと、町の上(かみ)から下(しも)にかけて、水が勾配を駆け下り、途中に建つ家々を壊してしまう、という事態も想定されます。
水害は、水が漬いて家が水没するだけではなく、流れる水に一気に押し流されるという被害も考えられるそうです。
そうなると、市川大門地区は全滅、という惨憺たることになるやもしれません。
そのときに、私たち町民はどういう行動を取ればいいのか?
そんな話し合いを今夜持ったのです。
方法は3つ。
1.家での避難(二階に上がるなどの垂直避難)
2.高台にある雛所への避難
3.町外への早めの避難
しかし、
1.先ほどの説明で、避難可能な場所は限られます。
2.地区内5千人以上の人を受け入れられる施設はありません。
3.よほど早めに出掛けないと逃げ遅れます。橋が渋滞する可能性は大きいです。
ということで、メンバー一同、暗澹たる気持ちで話し合いを行いました。
現在、芦川の河川改修が進められています。
川幅を広く、そして深くすることにより水害発生の可能性を少なくする取り組みです。
また、芦川橋の架け替え工事も進められています。
川を流れてくる流木やごみなどが引っかかりにくい構造の端になることを期待しています。
これらの工事の完成は、令和5年。
それまでに我が町の上空に、どうか線状降水帯が発生しませんように。
8月30日の防災訓練の日までに、町の担当部署と話し合いを持つことが決まっています。
うちの周りも、海の近くのゼロメートル地帯ですので、関東の大地震が来れば津波で水をかぶる地域です。古い寺も、江戸時代に流されて仏像などが何処かにいってしまったようです。結局、どこかに退避する場所もないので、マンションの5階に居るしかないねと家人と話し合っております。
夜間、豪雨の中を避難所に向かって避難する、なんてのは考えただけでもぞっとします。
「避難準備」や「避難指示」を待つことなく、早め早めの避難を心がけたいものです。