書評 「源義経」 角川源義、高田実著 講談社学術文庫

この本は簡単に言えば、巷で「義経博士」と呼ばれたい人のトラの巻のような本ということになろうか。 この本は当初、1966年に角川新書として刊行されたものだ。その後絶版となっていたが、2005年講談社学術文庫として再刊されたものである。著者である角川源義氏の語り口や視点がユニークで少しも古さを感じさせない。さすが角川氏は、日本民俗学のふたりの祖である柳田国男や折口信夫の薫陶(くんとう)を受けた人物で . . . 本文を読む
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