イジメの視点でみる義経と頼朝

 イジメの視点でみる義経と頼朝の関係 イジメの視点で、義経と頼朝の関係を考えると別のものが見えてくるかもしれない。言ってみれば、義経は平泉からの転校生である。しかもである。その転校生は、取り巻きのぴかぴかの騎馬軍を100名も随えて、現代のベンツとも言える奥州馬に金ぴかの鞍を付け鼻息あらくやってきた。苦労の挙げ句、やっと関東の粗野な言葉にも慣れた、関東のガキ大将頼朝は、日頃の転校生義経の豪奢な生 . . . 本文を読む
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平泉の弁慶の心境」という権力者の弁に一言

「平泉の弁慶の心境」という権力者の弁に一言 義経・弁慶の話というものには、とかく判官贔屓が付きもので、力の弱い者が、情や忠義というものを背負って権力に立ち向かうような話が多い。ところが、何を勘違いしたのか、06年11月25日、自民党の中川幹事長は、昨年の郵政民営化法案一本で争われた衆議院選挙で、党を離れた12名の復党問題に絡み、自らの心境を「平泉の弁慶の心境」とコメントしたものだから、日本中が . . . 本文を読む
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平家物語に込められた暗喩とは?!

平家物語という作品は、何故これほど日本人に愛され読みつがれてきたのでしょう。その理由について少しばかり考えてみたいと思います。 平家物語は、単純に言ってしまえば、平清盛という武者が大志を抱いて政権を奪取しかけたが、結局は急激な政策が祟って、世の混乱を招き、結局一族郎等ことごとく滅んでしまったという「政権奪取失敗物語」です。 それがこれほど読まれてきた背景には、おそらく平家物語に日本人を惹きつけ . . . 本文を読む
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平家物語は恨みの書?!

平家物語は、ある意味恨みの書というべき本かもしれません。それはもちろん平家の棟梁である平清盛に向けられた恨み辛みです。おそらく平家物語を成立させた背景には、時代の神がいたというよりは、清衡の権力奪取の過程で、散々辛酸を舐めさせられた旧勢力としての公家とその周辺にいた教養ある連中が居たと思うのです。その意味で平家物語は、公家たちの清盛に対する復讐の本ということになります。 清盛は、誰がみても、余り . . . 本文を読む
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