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福島県民お断り

「福島県民お断り」

女川中3年門馬瑠々さん

全国中学生人権作文コンテスト

法務省人権擁護局長賞

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『福島県民お断り』それは福島県民の私に大きなショックを与えるものでした。

小学3年生まで、私は福島県南相馬市で生まれ育ちました。南相馬と言えば野馬追が有名で、昔からの歴史を大切にしている町です。私は、そんな南相馬の町や人が大好きでした。

 しかし5年前東日本大震災の影響で原子力発電所が爆発し、すべてが変わりました。放射能の影響から、南相馬市は一夜にして人の住めない町になってしまいました。この事故の影響で、私は家族と一緒に、親戚が居る栃木県に避難することになりました。

 ところがその途中に寄った店で、とても衝撃的なものを見てしまいました。それは、駐車場に停めてあった車に『福島県民お断り』と書かれたステッカーを貼った車があったのです。

 私はそれを見て、これからのことが不安になったこともあり、「え?」とただただパニックになり、意味を理解したとき悲しい気持ちに成りました。

震災から5年が経過した現在でも、福島県に対する偏見はまだまだ消えていません。それは祖母の知人が熊本地震の際に支援物資を届けに行った時のことでした。

決して近いとは言えない熊本に、福島から行ったのにも関わらず、「福島の物資は要らない」と現地の方々に拒否されたそうです。現地の方々も放射能の被害を恐れての発言だったのでしょう。

しかし、被災した方々のために直接届けに来てくれた人に向かってどうしてそのような心無い言葉が言えるのだろうと、虚しさがこみ上げてきました。二へ続く

 

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