日々の感じた事をつづる
永人のひとごころ
心の除染という虚構151
こころの除染という虚構
151
2016年2月1日、市長直轄理事兼放射能対策政策監となった半澤隆宏を訪ね、Cエリア除染について聞いた。半澤はこの市民の「順番だ」という認識を否定した。
「24年の8月に除染実施計画第2版』を出したときに、スポット除染も出しているんですよ。その時にCエリアを回って説明してそれでいいとなったんですよ。だから『Aやって、BやってCだね』なんて冷静に思っている人は、2011年と2012年の時には誰もいなかったって、私、断言します。Cの人は『高い人はかわいそうだない。うちはやんなくていいから。どうせ自然に下がっていくもんね』って言ってたんですよ」
半澤はさらに語気を強めた。
「『Aやって、Bやって、つぎにCだ』なんて思っている人はいませんでしたから。これは絶対です。断言します」梁川地区が地元である市議、中村正明に尋ねたところ、この半澤の発言に大きく頭を振った。
「とんでもない。Cエリアは、いずれはAやBと同じように汚染されるというのが、住民の認識ですよ。どこに行ってもこう言われるんです『なんでやんねんだい?』『一体いつになったらCエリアは除染を哉んだい?』って。梁川や保原の人たちはおとなしいんですよ。我慢している、抑えているだけなんです」
Cエリアの人たちが希望を託したアンケートだったが、。
答の締め切りは2月10日。
市長選は1月26日投票日
とっくに選挙の結果が出ている日程が設定されていた。
しかもこのアンケート結果が公表されたのは、4月24日発行の『だて復興・再生ニュース』誌上。年度も変わった、3か月後のことになる。
何のために行われたアンケートだったのか。市長選を有利に進めるために「Cエリアも除染するんだ」と多くの市民が誤解してくれることを期待してのものだったのか(その通り👈永人)。
この後公約違反だと多くの批判が伊達市に渦巻くのだが、それはあまりにも当然のことだった。続く