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河北春秋

宮城県を販売地域に持つ地方紙の河北新報(かほくしんぽう)は、昨年3月、自民党の「けしかけ」による東京地検特捜部の大久保秘書逮捕以来、気が狂ったように、紙面で読売、産経顔負けの小沢一郎批判を繰り返し、民主党が政権を取ることへ妨害工作を繰返したが、国民の意志は変わらず遂に8月の選挙で、政権交代、無血革命が実現した。

米国支配層の窓口、AIGが小泉純一郎と竹中平蔵を手先にして日本の郵政財産の略奪を狙い、マスコミ対策に広告代理店の『電通』を通してばら撒いた5000億円を全マスコミで按分して受け取り、寄ってたかって民主党、小沢潰しのキャンペーンを張って、今日に至っている。

しかしここへ来て岡田外務相が自民党政権の国民だましの「対米密約問題」などを一部公開され、さすがの小沢と民主党タタキのキャンペーンも、少しだけトーンダウンしてきたかのような感がある。

そうした中で、河北新報の記事に初めて政権交代を認めたかのような、記事を見つけた。

『たったの55文字』であるが・・・

それは3月14日の『河北春秋』というコラム記事の中に書いてあった。

(以下転載)
〔無駄抜きで仕分けは険し出来ぬダム〕・・・・マアマアの出来栄えの川柳と思いきや、これは回文句。上下どちらからでも同じ読みに成る。
〔ムダぬきで・しわけはけわし・できぬダム〕

仙台市の作並地区で毎年行われる全国回文コンテストには、各地の達人が力作を寄せる。句は今年の力作の一つ。窮屈な制約の下で全体を意味の通る文章にし、時の話題もさらりと織り込む。熟練の技である。

文学者の故梅田晴夫さんは「このアソビの面白さは知的であると同時に何とも虚(むな)しいところにある」と言っている。創作には大変な根気が要るが、いずれ消閑の余技。俳句や短歌の文字的情緒になかなか及ばない。

役に立ちそうもない遊びの時間にこそ、人の喜びは宿るものだ。年に一度の知恵比べに集り、作品を誉めあう参加者の豊かな表情がそれを物語る。無用の用の味わいにも似ている。

無駄を徹底的に省こうとした政府の事業仕分けが昨年注目を浴びたが、芸術家や科学者の反感を招いた。『無駄なダム』と違って効率性の物差しで測れないものは多い。

◎ 4月からの仕分け第2弾では公益法人にメスが入る。ここには本当の無駄が潜んでいそうだ。政治家はしっかり見極めて欲しい◎・・転載ここまで。

初めて“民主党”とは書かないまでも、『政治家はしっかり見極めて』とほんの少しだけ55文字でエールを送っている。偏向報道が目に余る河北新報にしては非常に珍しいが『いいこと』だと思う。

『民主党は民意を実現するために頑張れ』と真っ当な姿勢と政治論評を何時になったら紙面で見せてくれるのか河北新報の良識に期待したい。

『“みんなで貰えば恐くない”、から“みんなで反省すれば恐くない”へとシフトし、電通からカネを貰った事は早く忘れて1日も早く“良識のある報道姿勢”にもどれ!!』と言いたい。



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