ぼやき、ぼやき、ぼやき(^^;)

元助監督で映画キャスティングマンの

「アウトレイジ・ビヨンド」撮影日誌第2節

2012年11月21日 | こらむ
2012年4月16日(月)
いよいよ第2節が始まった。前作でロケした山王会の邸宅に向かう。第1節に続いて、三浦友和・加瀬亮・中尾彬さん達登場。そして初登場の、名高達男・光石研・田中哲志さん。いやーこいィーーーメンツ(笑) 今回の撮影はカットバックが多いのが特徴のような気がする。撮影終了後、ロケバスを渋谷で降りて、私とカメラマンと助監督で居酒屋に入り、今回の撮影について熱いトークをかわす。明日からがとても楽しみになってきた。これがいいと思う(^^;)

2012年4月17日(火)
今日も山王会の撮影。中尾彬さんが撃ち殺されるシーンの撮影。午後2時から撮影現場近くのホテルで製作発表する予定だったが、1時間ほど撮影が延びて、製作発表も遅くなってしまう。三浦友和さんが、製作発表の中で「今日も2人殺してきました」と言ったらしくて、大笑い(^_^;)製作発表終了後、北野監督扮する、大友がホテルの部屋に入ると、刺青の女が待っているシーンを撮影。

2012年4月18日(水)
渋谷7時30分出発で、千葉方面へ向かう。ホテルの撮影。エレベーターの中で、大友が襲われるシーンなどを撮影。ホテルの協力なしではできない。ホテル・ロビーと、ナイター撮影でホテルの表。夜はかなり冷え込んでいた。

2012年4月19日(木)
午前中、メインロケハンがある。中尾彬さんが、殺されて捨てられる場所の候補を探す。それなかなか決まらず何カ所も見て、なんとか決定する。午後から、ホステスのマンションの表と中の撮影。そして、今日も人が殺される(^_^;)

2012年4月20日(金)
宇都宮ロケに出発。ホテルの敷地を使って、「韓国人の豪邸の表」「料亭での、木村と大友の再会」「ホテルの表」シーンなどを撮影する。桜がちょうど散る季節で、まるで雪のように見える。みんなでほうきを持って、道路の桜かきをする。ナイトロケになると、かなり冷え込んできて、カゼをひきそうになる。撮影は21時30分に終了して、宇都宮泊のスタッフと、つくば市に移動泊のスタッフとに分かれる

2012年4月21日(土)
とても、つくば市は寒い!バッティングセンターの撮影。このセンターの周囲を、トタン板で目隠しする事になる。映像ではわからないと思うが、実は大変な作業をしている。ここで、まず若者3人組が、桐谷クンに殴られるシーン。本気で殴られていて、スタッフからも笑いが起きている。おかしいシーンになっているだろう。小日向さんは、車の運転がニガテ。今日も車の運転するシーンがあり、本人もドキドキしている(笑) 夜になって石原役の加瀬亮クンが殺されるシーンの撮影が始まる。実は、まずバットで殴られて、その後むごい事になるのだけど、バットで殴るのは見せないでおこう、その方が怖いという事で変更される。監督の細かい注文に、撮影は夜中の12時を回る。監督の強いこだわりがみえた一日だった。夜の撮影はかなり冷え込んで、スタッフは震えながら撮影した。

2012年4月22日(日)
昨夜遅かったので、出発を2時間遅らせて出発。今日もバッティングセンターの撮影。天気予報が悪いので、今日撮影分を前倒しにして、実は昨夜撮影していた。天気予報通りだと夕方から雨だったが、午後からパラパラと降り出す。昨日、予定を繰り上げて撮影した事が大正解だった。今日は、大友が刺されてバッティングセンターに運び込まれるシーン、小野・島が殺された事を知る大友・木村のシーンを撮影。終了後、今後のストーリーの変更を監督と打ち合わせる。また変えるのか(笑)

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