ぼやき、ぼやき、ぼやき(^^;)

元助監督で映画キャスティングマンの

2006年5月29日(月)から

2006年06月08日 | ぼやき日記2006
2006年5月29日(月)
朝10時から、下北沢で衣裳合わせに立ち会う。午後には事務所に出て、キャスティング作業。土曜日に決定したキャストの事務所に連絡する。カンヌ映画祭で「バベル」が監督賞を獲得するというニュースが入る。役所広司さんなどが参加している映画で、おめでたい事です。しかし、素直に喜べない気持ちがあるのです。というのは、この映画、日本ロケの際、やりたい放題撮影して、日本のスタッフをものすごく困らせたようなのです。何度、スタッフからグチを聞いたか・・・そんな映画がカンヌで「監督賞」なんですよ。何を困らせたかというと、高速道路での日本の法律無視の強引な撮影。スタッフが絶対出来ないと主張するにもかかわらず、無理矢理撮影を続行させたらしい事やら、一般道路での長時間の車止め。ああ、こんな事書くとイヤになります。外国の文化がやって来て、自分たちの文化を無理矢理押しつけて撮影をしていった様子が目に浮かびます。いい映画を撮るために何をしてもいいのでしょうか・・・・「力道山」の時もそうでした・・・・どうして外国と一緒に作業をすると、こんなにストレスがたまるのでしょうか。いい物を作るためには何をしてもいいという時代は、日本では終わっているように思います。そんな中・・・・この受賞です。我々は共同作業をする相手を、そろそろ見極める時期に来ているのではないでしょうか?それが日本のアイデンティティーだと思いますが(^_^;) 恥ずかしいですが「ノーと言える日本」という気持ちを持ってもいい思う私は、頭が固いのかなぁ・・・・

2006年5月30日(火)
午後から、8月にイン予定の映画のオーディション。夜は、シアターコクーンで「白夜の女騎士」を見る。千秋楽なので、ラストはすごく盛り上がった。勝村政信さんの、最近のベストだと思いました。

2006年5月31日(水)
午前中は東宝撮影所へ行き、S組の撮影の立ち会いに行く。なかなか現場に行けないのが残念・・・バスで渋谷の事務所に向かう。着いたときはすっかり寝てしまっていて、誰かに起こされる始末、ふうう。

2006年6月1日(木)
一日、事務所でキャスティング作業。夜は、スタッフみんなで食事会&カラオケ大会。久しぶりにシャウトした(^_^;)

2006年6月2日(金)
今日は経理のOさんが来る日なので、9時過ぎには事務所に入る。日曜日にするオーディションの仕込み。キャスティング作業で一日が終わる。

2006年6月3日(土)
11時から日活撮影所で、映画のオーディションに立ち会う。なんとかなりそうな気がするが、明日監督に確認しよう。夕方から月に1回の吉川事務所テニス部の日。いい汗をかく。

2006年6月4日(日)
今日はテニススクールの日だが、朝からのロケハン同行でキャンセルする。午前中で終了し、赤坂の会議室で打ち合わせ。昨日のオーディションの写真を見せて確認する。その他のキャスティングも確認する。終了後、日活撮影所に行き、別の映画のオーディションに立ち会う。ふううう。なんだか同時に2つやっているので、わかってはいるが、なかなか疲れる。でも頑張る!!

最新の画像もっと見る

コメントを投稿