アイデア作品完成 将棋盤撮影用ビデオカメラ設置法

　子どもたちに将棋を指導していて、子ども同士の対局の棋譜を採りたいと思っていたが、意外に簡単ではない。
　棋力が低いので、対局終了後自分たちで感想戦はできないし、対局者が自分で記録していくのもなかなか困難だ。前にやらせてみたが、途中で記録のミスがあったりして上手くいかない。それに対局に集中させたいのに、記録することに神経が行ってしまうことも多い。
　第三者に記録させればいいのだが、活動時間が短いので担当者は自分の対局時間が減ってしまう。下手をすると、一日に１、２局しかできないこともある。とりわけ、小さな子ども同士だととても難しい。私が記録してやれば、指導する時間が減ってしまう。
　実施するのが簡単ないいアイデアはないかと模索していたが、ビデオカメラで真上から撮影することが比較的実践しやすいと思った。ただ、カメラマンはいないし、真上から写すには天井からカメラをぶら下げるしかない。高い天井にその都度ぶら下げカメラを操作するのも面倒だ。
　そこで、考え付いたのが写真のような簡単な装置である。実験的に試作したので、見た目はよくないが、これならカメラの設置や操作も極めて簡単にできる。
　早速次回の教室から、活用してみようと思う。

＜対局撮影用装置＞