月初めはこの「文化財的Archival教育」ブログのまとめ日とします。
今回は今年2007年1~8月の8件分
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20070131>>>「文化財的Archival教育」ブログ今年の抱負
丁度昨年の1/31にこの「文化財的Archival教育」ブログを開設して丸一年となる。
ひと月に1回の更新のためちょっとブログとしては継続しているとは言え物足りなさを感じるかも知れない。
でも姉妹ブログ「なんアラ」と「YSPS研究所」はそれぞれ毎日、週一で更新しているのでそちらも参照しながら長い目でこの「文化財的Archival教育」ブログも見ていただきたい。
今年の抱負としては昨年と同様の
1.やはりトップは大学生・大学院生を対象とした大学での講義
2.次に企業での若手研究者を対象とした講演
3.「技術情報協会」の様な民間セミナーでの講演
4.その他各地団体が主催するセミナーでの講演
であり、優先順位もこの順番となる。
特に1の大学での講義は今現在のトレンドを把握する上でも重要な位置を占めるので、継続と新規開拓の両面を推し進めたい。
2の企業もスタンスは変わらないがアプローチはやはり何のために必要かを明確にしつつ企業の立場を優先すべく新規な教育に挑戦したい。
3,4はその都度対応することで今年も進めたいが、こちらも継続と新規性を重要視したい。日経新聞「私の履歴書」で江崎玲於奈さんが1/2-1/31まで30回の記事を掲載されたがとても参考になる記事であった。
又今読んでいる
幻冬舎、2006.11.30出版
吉田武著
「はやぶさ:不死身の探査機と宇宙研の物語」
は上記の教育活動には持って来いの内容である。
じっくり読んで今後の活動に役立てたい。
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20070228>>>2月の「文化財的Archival教育」活動
先月の「文化財的Archival教育」ブログ(1/31)で今年の抱負を述べたが2月の活動をまとめてみたい。
まず2/16マテリアルライフ学会中部支部主催の講演会に参加して、その討議の中で写真の文化財的Archival意義について議論できたことは収穫であった。
又翌日の2/17予測学の権威であるKHさんとの会談の中で本「文化財的Archival教育」に関する議論もいくつか出来たことは今後の活動に役立つと期待される。
特にKHさんが手がけられていた鶏の卵やアマリリスの球根の中の水分をモノマーで置換して放射線照射することにより硬化させArchival保存する方向は大変興味が持てた。しかも実物(既に20年近く経過したもの)を手にしたときは感動すら覚えた。
又2/23は本年度の最初の企業講演を実施し、カビを中心とした生物劣化に関する講義と共にその企業が求められている具体的課題に関して若手研究者と種々の議論を行えたことは今月度の成果として特筆すべきことと思われる。
特に最近の若手研究者がどの様なことで悩み壁にぶつかっているかの一部を垣間見た気がした。
私の過去の経験に基づいて地道な研究が結果として直面している問題解決への早道であることを強調しておいた。
「急がば回れ」である。
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20070331>>>3月の「文化財的Archival教育」活動
3月の「文化財的Archival教育」活動について言及したい。
まず3/2に東京弁護士会館で開催された古都保存フォーラムに参加したことである。
御存知古都保存法が施行されて既に40年が経過したが、それを記念して「美しい日本の歴史的風土100選」選定記念フォーラムが古都保存財団の主催で開催されたわけである。
3/3の「なんアラ」ブログから一部を転載すると
>>>霞ヶ関にある弁護士会館には800名を越える参加者が集まり地方の町興しのために力を注いでいる様子が生々しく感じられた。
たまたま隣に座った熊本市都市整備局開発景観課のONさんと名刺交換をして、それとなく「なんアラ」通巻7号記念講演会が11月に福岡であり興味が有れば出席してくれるように宣伝しておいた。
このフォーラムでは奈良市・京都市・鎌倉市などの世界遺産・古都指定都市47件の特別枠を除く全国101の市町村が100選に選ばれ表彰された。その中に上記熊本市も94番目にエントリーされていた。
私の生まれ育った奈良県葛城市も含まれていた。
更に準100選として116の市町村が追加で指定され表彰された。<<<
ついで3/24にやはり東京で開催された武田計測先端知財団主催のカフェ・デ・サイエンス「異端児のみる生命」第1回 「生命世界の右と左」に参加予定していたが参加者多数で抽選もれしてNGとなった。
次回は是非参加したいと思っている。
最後のトピックスは京都KS大の特任教授に内定したことである。
詳細は正式に認定されたところで紹介したいと思っている。
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20070430>>>京都工繊大特任教授就任とマテリアルライフ学会
先月のこの「文化財的Archival教育」ブログでも述べたが、先日京都工繊大特任教授の正式委嘱状が同学長から届いた。
期間は今年の4/9から来年3/31までで「写真の修復・保存技術から複合材料の長期寿命化への貢献」と言う内容になっている。
具体的には同大学複合材料長期耐久性評価研究センターの担当教授であるYFさんとの協議によって決定されるが一年間宜しくお願いします。
さてその通知と前後してYFさんとの出会いの切っ掛けとなったマテリアルライフ学会の年次大会プログラムが届いた。
今年は6/28-29の二日間で場所は名古屋市工業研究所で開催される。
5年前までの約10年間この学会の企画委員長として年次大会プログラム編成に苦労していただけに今回の内容を見て「文化財」ジャンルも復活し発表件数も50件を越えて大変充実していることに感心した。
2年ぶりの参加となるが早速学会事務局に参加登録をしておいた。
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20070531>>>5月の「文化財的Archival教育」活動
5月の「文化財的Archival教育」活動について述べたい。
今月は3つのトピックスが有った。
一つは5/13(日)午後に早稲田大学国際会議場で開催された「邪馬台国の会」特別講演会に参加したことだ。
主催は邪馬台国の会で、協賛が文化財ミニコミ誌「トンボの眼」
タイトルは「邪馬台国は、畿内か九州か:邪馬台国畿内説と九州説の直接対決」と言うちょっと刺激的なものだが、実際九州大西谷氏司会で畿内説が徳島文理大石野氏、九州説が元産業大安本氏による講演会・パネルディスカッションが行われ、結論は出なかったが約1500年前のロマンを熱く語られる場面は平和でまさしく「文化財的Archival教育」に相応しいイベントであった。
二つ目は5/27(日)午後に仙台市民会館で私が主催した「なんアラ」通巻6号出版記念講演会とその前後での東北地方国宝巡りである。
「なんアラ」仙台講演会については「なんアラ」ブログを参照されたいが、講演会の中で東京文化財研究所のSSさんの講演はこの「文化財的Archival教育」に適した内容であった。
又5/26-5/29で合計7箇所11個に及ぶ国宝を直接目の当たりにして、その保存に関する説明や議論を保存担当者他の人たちと出来たことは今後の活動にも大いに役立った。
最後は5/12に初めてスタートした塾講師のアルバイトに関しては来月6/4に本格的に講義を始めることになるが「文化財的Archival教育」にも役立つようなアプローチも是非心がけたいと思っている。
以上3点が今月のトピックスである。
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20070630>>>6月の「文化財的Archival教育」活動
6月の「文化財的Archival教育」活動について述べたい。
今月は5つのトピックスが有った。
まず6/4に本格的に講義を始めることになった塾講師である。
今月は合計5回、延べ80時間に及ぶ教育活動を行ったことになる。
勿論「文化財的Archival教育」ずばりではないが、意識としては若者を対象に夢を持てるような教育を心がけたいと思っている。
次いで6/13小田原で開催されたYYさん、KKさんが出展しておられる画廊に足を運びしばし絵の素晴らしさに感嘆したことである。
お二人ともFF時代の親友であり文化財としての絵のジャンルに対する目を肥やす絶好のチャンスであった。
そして6/16(土)東京で開催されたカフェ・デ・サイエンス「異端児の見る生命 生命の起源」トークショーに参加したことである。
詳細は6/23の「YSPS研究所」ブログを参照願いたいが、この様な脳を刺激する講演会に参加してその場で実際に議論を交わすことは「文化財的Archival教育」活動にも大変重要なことだと認識している。
最後の二つは6/28-29に名古屋市工業研究所で開催されたMLS(マテリアルライフ学会)年次大会に参加したことだ。
その中で文化財のジャンルで報告された漆膜・漆喰土蔵・博物館/図書館所蔵紙/包材等の保存に関する5件の内容はArchival教育には欠かせないもので、質疑応答で積極的に議論に参加した。
又現在特任教授を引き受けている京都工繊大の「酸環境で長時間使用されたGFRP構造物の劣化状態」発表では当研究室での講義内容を議論するのに相応しい質疑が出来たと思っている。
そして最後は同じくこのMLS年次大会を通じて20名以上の方々と直接お話が出来、今後の「文化財的Archival教育」活動に大いに参考になったことである。
以上今月はとても実り或る月度となった。
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20070731>>>7月の「文化財的Archival教育」活動
7月の「文化財的Archival教育」活動について述べたい。
今月は7つのトピックスが有った。
まず6月より本格的に講義を始めている塾講師である。
今月は合計7回、延べ時間も100時間を越える教育活動を行ったことになる。
「文化財的Archival教育」ずばりではないが、日本の将来を担う若者を対象に夢を持てるような教育活動を心がけて行きたいと思っている。
次いで7/8足柄上郡大井町福祉会館で開催された車人形公演に参加したことだ。
詳細は7/9の「なんアラ」ブログを参照願いたいが、日本の伝統芸術を後世に伝える活動を地道に行われていてとても感動を覚えた。
そして7/20京都で2件の活動を行った。
一つは岡山林原のMHさんとお会いして写真の生物劣化に関する対処方法の伝授を行ったことだ。今後もこのレベルの問題は散発すると考えられるがその問題解決に対して実際に対応できる所はほとんど見られない。出来る限りのフォローはYSPS研究所として実施していきたいと考えている。
7/20のもう一つの活動は京都工繊大複合材料耐久性評価研究室に赴き、特任教授としての活動内容の議論を行ってきたことである。FRP素材の耐久性評価に写真の長期保存性評価がどの程度応用できるかがポイントであり、次回までにその具体的内容を提案することで合意した。
続いて7/21に3つの活動を実施した。
一つは奈良市写真美術館のKSさんを尋ねてデジタル・アナログ保存技術に関して議論してきたことで、写真の文化財的Archival教育に大いに貢献したと思っている。
再び京都に戻り相国寺で行われた「コロタイプ技術研究会」に参加し、これも伝統工芸技術の伝承に関して素晴らしい講演を3件聴講でき、講演者の方々とも後ほどの懇親会を含めて議論できたことは大きな収穫であった。
その懇親会で名刺交換をした東京芸術大DSさんとは再度東京でお会いして文化財の長期保存に関して議論をしたい旨先日より打診していた。
そして昨日直接お電話とファックスで御連絡を戴き、8/14に東京芸術大に赴き、研究室で議論できることになった。
以上今月もとても実り或る月度となった。
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20070831>>>8月の「文化財的Archival教育」活動
8月の「文化財的Archival教育」活動について述べたい。
今月は3つのトピックスが有った。
まず6月より始め本格的に講義が続いている塾講師である。
今月は合計11回、6月からの総計は23回の教育活動を行ったことになる。
将来の「文化財的Archival教育」に繋がる教育活動を心がけて行きたいと思っている。
現在6名(中2が3名、中3が1名、高2が2名)の生徒を担当しているがそれぞれの個性に合わせて進度・やり方に工夫を凝らしている。
特に今月はドタキャンが延べ6人も出て、その時の対応が気になったので塾長に指導要求を出しておいた。
又教えている科目も来月から高校生の現代国語が増えて主要5科目全てを持つこととなった。その責任も大きなものとなりつつある。
ついで7/21京都で開催された「コロタイプ技術研究会」懇親会で名刺交換をした東京芸術大DSさんと文化財の長期保存に関して議論すべく、8/14にDSさんが勤務されている東京芸術大を訪ねた。
約3時間に亘りDSさんの近代美術のアイデンティティーを中心にしていろいろ議論し、最後は人間のアイデンティティーまで話がおよびとても有意義な時間が持てたと喜んでいる。
今後もお付き合い願いたい人の一人である。
最後に6月のブログにも記載しているカフェ・デ・サイエンス「異端児の見る生命 生命の起源」に次いで、9/8に「異端児のみる生命 宇宙の生命」に参加できることが決まった。
78名から抽選で30名の中に入ったものでラッキーである。
「文化財的Archival教育」活動にも大変重要テーマであると認識している。
以上今月も実り或る月度となった。