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文化財的Archival教育

若い世代の学生・社会人の人達と、いろんなものの「長期保存」とは何を意味するのかを考えていく教育活動(Monthly)

「文化財的Archival教育」活動予告(10&12月)

2006-09-30 06:41:12 | Weblog
下記「文化財的Archival教育」の内、
・・・・・・・・・・
1.大学生・大学院生を対象とした大学での講義
2.企業での若手研究者を対象とした講演
3.「技術情報協会」の様な民間セミナーでの講演
4.その他各地団体が主催するセミナーでの講演
・・・・・・・・・・
この10月に上記1項目目と4項目目に関する講演を予定していることを紹介した。
4項目目に該当する色材協会関西支部主催の下記講演に関して、講演要旨を提出した。
内容は従来各方面で講演してきた「文化財的長期写真安定性評価方法」に素材としての写真微粒子に着目した保存性の特徴を加えてまとめた。
以下追加部分を記載する。
・・・
日時:10月25日(水) 午後1時から 70分
場所:エル・おおさか(大阪府立労働センター)
講演題目
「写真プリント系微粒子材料の文化財的長期安定性評価方法」
・・・
<追加部分>
8.追加1「写真系高沸点溶剤微粒子がゼラチン中で揮散しない理由」
 J.App.Photog.Eng.8巻,2号,P.79-82(1982)に掲載した文献中、長期安定性評価にアレニウス法を使用するがその際に注意するべき事項として紹介した。詳細は講義で述べる。(図6-図10)

9.追加2「写真系微粒子の熱劣化活性化エネルギーが高沸点溶剤の無い状態で特異性を示す例」
 詳細なデータは現時点で持ち合わせていないが、写真用発色色素を通常は高沸点溶剤で分散させて微粒子にする訳だがその場合、25Kcal/mol程度の熱劣化活性化エネルギーを示すのに対し、溶剤が無い状態で分散させた微粒子は極端に高い30Kcal/molを越える値を示すことを紹介する。

・・・・・・・・・
又「文化財的Archival教育」の本年度最後の活動として、東京工芸大での講義日程が決定した。

2006年12月1日午後である。

これで10月25日に上記色材協会関西支部で、10月11日に京都工繊大で、12月1日に東京工芸大での講演・講義活動を実施することとなる。
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「文化財的Archival教育」ブログまとめ(20060901転載)

2006-09-01 06:26:46 | Weblog
月初めはこの「文化財的Archival教育」ブログの今までのまとめ日とします。
以下2006年1月~8月のまとめ8件分
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20060131>>>「「文化財的Archival教育」ブログ開設」
2006年1月31日
新しい年も早くもひと月が経過しようとしている。
「文化財的Archival教育」ブログ開設にあたりその趣旨と今後の予定を書いてみる。
このブログは「YSPS研究所」ブログ及び「なんでもアラカルト」ブログと平行して進めていく3つ目のものである。
更新は毎月月末、従って本日1/31にスタートした訳である。
但しブログ内容そのものが3ヶ月の命なので、更新時には以前のものも併記するつもりである。
何を書いていくかは徐々に本文を参照いただきたいが本日は「文化財的Archival教育」そのものについて記してみる。
まずこのブログの期待している読者対象はこれから社会に巣立っていこうとしている学生、又既に社会人生活を始めている若者である。
何を教育するのかであるが、タイトルの「Archival」であって日本語にすると「保存科学」とは何ぞや?NHKの世界遺産番組の冒頭に出てくる「人はどこから来てどこに行こうとしているのか?」を一緒に考えていこうとしている。
又「文化材的」とはその「保存科学」を考える規模・大きさを文化財レベルの長期間を意識してとの意味である。
では具体的に何をするのかは次回から徐々に展開していきたい。
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20060301>>>「「文化財的Archival教育」内容解説1」
2006年3月1日
本来は「文化財的Archival教育」ブログ更新は月末にするつもりだったが、月始めになったことを謝りたい。
本日はタイトルの様に「文化財的Archival教育」内容解説1としてその活動の具体的内容を示したい。
まず場所の問題である。
つまりどこでそのような教育活動をするのか?
1.やはりトップは大学生・大学院生を対象とした大学での講義
2.次に企業での若手研究者を対象とした講演
3.「技術情報協会」の様な民間セミナーでの講演
4.その他各地団体が主催するセミナーでの講演
以上を考えているが、近々開催予定の上記「技術情報協会」セミナーでの講演を4/中旬に行う予定である。
そこでまだ決定では無く案の段階だがそのセミナーの講演タイトルを紹介したい。
1.イントロダクション
2.各種情報はどんな形でいつ頃まで保存されれば良いのか?
2-1.長期保存の実例は対数スケールで何桁まで遡れるのか?
2-2.長期保存のポイントは環境か・物体そのものか?
2-3.どんな形で、どれくらい長期間保存する必要性があるのか? 
3.保存はデジタルかアナログか?
3-1.デジタル・ツールのメリット・デメリット
3-2.アナログ保存の重要性
3-3.長期安定保存方法に関する具体的提案
4.アナログメディア画像の耐久性評価方法
4-1.アナログメディア画像の保存状態の分類
4-2.ディスプレイ状態の耐久性評価方法
4-3.画像耐久性寿命の絶対評価方法
4-4.暗保存性寿命評価の一般的手法
5.アレニウス評価法の実態
5-1.アレニウス評価とは何か?
5-2.アレニウス評価で何が出来て、何が出来ないのか?
5-3.アレニウス評価を補える新規評価方法とは?
6.耐久性把握による真の文化遺産保存を目指して
次回は上記「技術情報協会」セミナーでの講演の進行具合や他の大学・企業・団体での活動予定内容を徐々に述べて行きたい。               
・・・・・・・・・・・・・・・・・
20060331>>>「「文化財的Archival教育」内容解説2」
本日は先月に続き「文化財的Archival教育」内容解説2としてその活動の具体的内容を示したい。
先月紹介した下記4つの教育活動場所の内

1.大学生・大学院生を対象とした大学での講義
2.企業での若手研究者を対象とした講演
3.「技術情報協会」の様な民間セミナーでの講演
4.その他各地団体が主催するセミナーでの講演

3番目の「技術情報協会」セミナーでの講演を4/中旬に行う予定としていたが、5/中旬頃になったのでそれについては又次回で述べる。
そこで本日は1の「大学生・大学院生を対象とした大学での講義」について昨年の実績を話してみたい。
昨年は結局3つの大学で講義を実施した。
しかも秋から冬にかけての3ヶ月に集中した。
2005.10.13:東京女子大
2005.11.18:東京工芸大
2005.12.09:東京芸術大
講義のタイトルはいずれも「文化財的長期写真耐久性」で約1時間~1時間半話し、最後に質問のコーナーを設けた。
特に12/9の東京芸術大では午前中の講義に引き続き、午後からは約1時間数名の院生と実際に紙の寿命評価を実施する上での問題点を提起願いそれに対する解決方法などを議論して実りの多い時間が取れた。
いずれにしても1年前後の短期寿命を評価するのでなく、10年、100年更に何世紀かに亘る文化財的長期の物質の寿命を推測するには過去の遺物の保存経歴を詳細に研究することが最も重要なことであることをこれからも実際にその実態を紹介しながら若者に理解を求める活動を続けて行きたいと思っている。
・・・・・・・・・・・・・・・
20060430>>>「文化財的Archival教育」内容解説3
本日は先月に続き「文化財的Archival教育」内容解説3として、3番目の民間会社が主催するセミナーでの講演会についてである。

開催日時・場所は
5/25(木)14:40-16:10
東京有明:TIME24ビル 2F プランニングルーム1

主催は技術情報協会でセミナーは4人の講師で構成されていて、私は最後の講演を担当する。

私の担当する講演タイトルは
「インクジェットシステムを含む各種アナログメディア画像の長期耐久性評価方法」であり具体的内容は3/1のこのブログで述べたが以下に再度掲載する。
1.イントロダクション
2.各種情報はどんな形でいつ頃まで保存されれば良いのか?
2-1.長期保存の実例は対数スケールで何桁まで遡れるのか?
2-2.長期保存のポイントは環境か・物体そのものか?
2-3.どんな形で、どれくらい長期間保存する必要性があるのか? 
3.保存はデジタルかアナログか?
3-1.デジタル・ツールのメリット・デメリット
3-2.アナログ保存の重要性
3-3.長期安定保存方法に関する具体的提案
4.アナログメディア画像の耐久性評価方法
4-1.アナログメディア画像の保存状態の分類
4-2.ディスプレイ状態の耐久性評価方法
4-3.画像耐久性寿命の絶対評価方法
4-4.暗保存性寿命評価の一般的手法
5.アレニウス評価法の実態
5-1.アレニウス評価とは何か?
5-2.アレニウス評価で何が出来て、何が出来ないのか?
5-3.アレニウス評価を補える新規評価方法とは?
6.耐久性把握による真の文化遺産保存を目指して

以上の様にこのセミナーの大きなタイトルが「インクジェットメディア」なので敢えて「インクジェットシステムを含む・・・」と表現しているが内容はこのブログ名「文化財的Archival教育」そのものとして位置づけしている。
つまり
各種アナログ・デジタルメディアにおける長期保存とは何を意味しているのか?
その寿命は一体どの様な手段で評価してものを言っているのか?
いま騒がれている文化財保存とどの様に繋がっていくのか?
について考える教育の場にしたいと思っている。
若干主催者との意向と異なるかも知れないが、参加者との交流によって上記趣旨を理解願い質疑応答を実施する予定である。
次回はこのセミナーのフィードバックを行うことにする。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
20060531>>>「文化財的Archival教育」内容解説4
今月のブログは先月約束したとおり下記民間会社が主催(技術情報協会)するセミナーでの講演を
5/25(木)14:20から16:00まで
東京有明:TIME24ビル 2F プランニングルーム1
で実施したのでそのフィードバックを行いたい。
セミナーは4人の講師で構成されていて、私は最後の講演を担当した。
私の担当する講演タイトルは
「インクジェットシステムを含む各種アナログメディア画像の長期耐久性評価方法」であり、セミナーの大きなタイトルが「インクジェットメディア」なので敢えて「インクジェットシステムを含む・・・」と表現しているが内容はこのブログ名「文化財的Archival教育」そのものとして位置づけしている。
つまり
各種アナログ・デジタルメディアにおける長期保存とは何を意味しているのか?
その寿命は一体どの様な手段で評価してものを言っているのか?
いま騒がれている文化財保存とどの様に繋がっていくのか?
について考える教育の場にしたいと思っていたし、実際の講義も参加者は6名(当日の講演者2名も含まれていたので実質の生徒さんは4名と少なかった)であったがアットホームでやりやすかった。
予定通り宇宙誕生から始まり、対数表現で現在の地球まで引き戻し、世界遺産やキトラ古墳の問題と言った内容で締めくくった。
機会が有れば又このような民間対応の「文化財的Archival教育」を継続していきたいと思っている。
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20060630>>>「技術講演会後のメールによるQ&A」
先月は情報技術協会主催のセミナーで講演した内容を紹介した。
その後、参加者の一人KS社のTIさんから下記内容の質問があり、それに対して回答をした。この様な活動も「文化財的Archival教育」の大切な役割と考えている。
以下にその一部を紹介する。
<TIさんの質問>
 私は写真の長期保管固定用の両面テープを担当しています。そのテープの適切な評価の考え方として一般的に調査したところご存じと思いますが 、PAT(写真活性度)試験という規格されたものがあることを知りました。あるユーザーからはこれの承認を取って欲しいとの依頼が出てきました。
 最近ではラボの印画紙以外に家庭用のインクジェットプリンタで打ち出したものについても一定の評価をする必要があると考えております。
 それらの評価として、お聞きしたいのは、以下のことです。
1)PAT試験の内容、評価としての妥当性
2)PAT試験の評価委託先
3)PAT試験以外で上記写真長期保管を保証するための評価方法
4)外部(テープの消費者、販売業者)に対して説得力がある4)での評価委託先
お手数をお掛けしますが、上記の内容についてご教授をお願い致します。
<以下私の回答>
 PATは Photographic Activity Test の略で写真活性度試験を言います。
 詳細は先日講演しました中で参考文献として挙げました「写真の保存・展示・修復」のP.145に記載があります。又その執筆者の日本写真学会画像保存委員で元東京都写真美術館学芸員のHA様が権威者です。ユーザーがその試験を求めているとしたら必要に成るでしょう!
 但し先日の講演でも話しましたが私としての考え方の基本は、あくまでもその試験結果が実際に何年・何十年・何百年後まで有効かどうかがポイントで、それを明確にしていくのが各メーカーの責任であり、評価法開発であると考えています。
 従ってPAT試験は一つの強制(加速)試験方法であり、最終ユーザーに対する保障ではないということです。
以上が私の考えです。
今月は「文化財的Archival教育」としてのQ&Aの例を紹介しました。
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20060801>>>「文化財的Archival教育」活動予告2件
「文化財的Archival教育」活動の具体的内容は既に何回か述べているように下記4項目である。
1.大学生・大学院生を対象とした大学での講義
2.企業での若手研究者を対象とした講演
3.「技術情報協会」の様な民間セミナーでの講演
4.その他各地団体が主催するセミナーでの講演
今年度も7ヶ月を経過して残り5ヶ月であるが、この10月に上記1項目目と4項目目に関する講演を予定しているので紹介する。
いずれも関西での講演予定である。
まずは1項目目に該当する大学院生対象の下記講演である。
日時:10月11日(水) 午後3時から 各1時間
    その後現場での1時間の懇親会を予定
場所:京都工芸繊維大学 ベンチャーラボ
講演題目
1)滋賀県商工環境(株)MI氏(元京都工芸繊維大学教授)
 プラスチックスの長期耐久性評価法の一考察
2)YSPS研究所YS(元富士写真フイルム) 
 「文化財保存を意識した長期写真耐久性評価」
これは現在同大学で今年4月から教鞭を取っておられ、「なんでもアラカルト」通巻2&5号でエッセイ執筆を戴いているYFさんのお招きで実現した。
今から楽しみである。
続いて4項目目に該当する色材協会関西支部主催の下記講演である。
日時:10月25日(水) 午後1時から 70分
場所:エル・おおさか(大阪府立労働センター)
講演題目
「写真プリント系微粒子材料の文化財的長期安定性評価方法」
これは大学の先輩に当たるGAさんからのご依頼で実現した。
上記いずれの場合も人脈の大切さを実感している。
10月が待ち遠しい。
・・・・・
20060831>>>「文化財的Archival教育」活動状況
先月のブログで下記「文化財的Archival教育」の内、
1.大学生・大学院生を対象とした大学での講義
2.企業での若手研究者を対象とした講演
3.「技術情報協会」の様な民間セミナーでの講演
4.その他各地団体が主催するセミナーでの講演
この10月に上記1項目目と4項目目に関する講演を予定していることを紹介した。
4項目目に該当する色材協会関西支部主催の下記講演に関して、講演要旨の送付締め切り9/8が近づいてきた。
詳細は次回のブログで紹介するが、従来各方面で講演してきた「文化財的長期写真安定性評価方法」に素材としての写真微粒子に着目した保存性の特徴を加えてまとめるつもりである。
日時:10月25日(水) 午後1時から 70分
場所:エル・おおさか(大阪府立労働センター)
講演題目
「写真プリント系微粒子材料の文化財的長期安定性評価方法」
一方上記2項目目の「企業での若手研究者を対象とした講演」は今年これまで3回を消化して年内に後1-2回を実施することで順調に推移している。
本日のトピックスとして昨日本当に久しぶりにお会いした元FF勤務で、私と同じ松田町在住のTSさんとお話しを進める間に「文化財的Archival教育」活動に関するアイデアが登場したので紹介する。
それは教育活動の中で単なる視覚・聴覚に訴える講演だけでなく、触覚・味覚・臭覚つまり五感に訴える教育も必要でそれに対していろいろアイデアが続出してとても楽しい数時間を過ごした。
この話は五感とはの定義から始まり、生物の中での五感に関する人間の特異性は何なのかなどにまで発展し、第六感以降の追加の必要性の議論に入るともう止め処が無く、夕方6時から始めた議論は11時を廻り打ち止めとなった。
今後も機会が有ればこの続きを実施したいし、その内容を「文化財的Archival教育」の中で紹介していきたいと思っている。
本日はここまで!

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