障害年金社労士 吉野千賀 ブログ

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車の運転のリスク評価

2012-05-02 | 社労士の労務管理
こんにちは!社労士の吉野千賀です!

車の運転のリスク評価

大きな交通事故が相次いでいます。

私は前職(外資系企業)で交通事故の調査や原因分析と予防策の策定を担当していました。

石油化学製品を扱う会社でしたが、全ての業務のリスク分析を行った結果、営業部員が毎日運転することが、他のどんなリスク(工場での作業含む)よりも大きいということがわかりました。

リスク評価は、下記のように数値化します。

事故が起きた場合の影響度 x その業務を行う頻度 

「疲労時の車の運転」を上記の式にあてはめると、

事故が起きた場合の影響度=自分や他人を死亡させる(最大リスク)x 頻度は大(毎日運転する、疲労は毎日起こり得る

となり、リスクとしては最大値を示します。

高所作業、工場での作業、危険な化学物質の取り扱いなど、リスクが大きそうな危険作業よりはるかに車の運転はリスクが高いのです。

なぜなら、高所作業や危険な化学物質の取り扱いは、適切な防護を行うと簡単に回避することができますが、

「疲労」という要因は個人差があり、年齢差があり、男女差があり、他人にわかりづらく、「休憩をとる」「睡眠時間を確保する」以外の予防策がありません。

そのため、営業部員には毎日の走行距離をつけてもらい、300kmが一日の最大走行距離、300kmを2日以上続けてはいけない、定期的な休憩をとる、などの社内ルールを作成しました。

が、「営業成績」や「利益」が優先と社内ルールを守らない営業部員もいました。

疲労が原因で営業部員が交通事故を起こすと、上司である営業部長の管理能力が問われます。

営業部隊には、会社としては「利益」よりも「自分や他人を死亡させる」リスクの方が社会的制裁などを考慮するとダメージが大きいと説明していました。

外資系だったので、こういうリスクには敏感で、トップも徹底していました。


GWの大型バス事故は、非常に残念でなりません。

500kmを夜勤明けで運転すると、明け方に疲労がピークに達するのは目に見えています。

500km走行なら2人体制、夜勤明けは中一日(24時間)の休みが必要です。

万一のことが起きた場合のリスク想定が甘いとしか言いようがなく、管理さえしっかりしていれば、事故は起きなかったのです。

逮捕されるべきは、運転手でなく、適切な管理を怠った会社のトップだと思います。

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Chika Yoshino

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