散歩、旅行そして海外滞在の写真備忘録

過ぎ行く時間の中で、心に残り、蘇る記憶を、「私の写真備忘録」としてここにまとめたい。

2009.04.01 フランス: カルカッソンヌ⑦ 気がつけば、ギロチン!

2009-04-21 16:33:03 | 海外旅行
旅行から帰り、写真を整理していて気がついた。何と、城の内側、人が住まう家の塀で囲った内側にギロチンが立っているではないか!!
この家、ひょっとしたらカフェをやっているか、或はかつてやってたかのようにも見える。だとすると、このギロチンはただの「飾り」なのかもしれない。しかし、雨で陰鬱なこの写真の光景からは、こんなギロチンがあってもおかしくはないようにも思えてくる。


2009.04.02 フランス: カルカッソンヌ⑥

2009-04-20 09:52:51 | 海外旅行
東側の内側城壁に開いた門からそのまま続く上り坂の細い道は、所謂「観光通り」になっていて、土産物屋などがびっしりと軒を連ねている。ありふれた光景。
間もなく行き着く城本体をなす建物は、入場料を払って内部を見物するようになっている。しかし、大して見るところも無かった。
次に試みた「城壁外周めぐり」がなかなか良かった。北西の上り口から城壁に上り、そこにある「回廊」を北の方向にめぐり始め、先刻入った東側の入口あたりまで、全周の三分の一ほどを歩けた。小雨にけむる中、眼下に見渡す風景が楽しめた。城の内側には、今実際に人の生活の場になっているところもあり、その光景もなかなか興味深かった。

写真上方手前の橋は、来る時通った旧橋


城壁内側にある住居の庭

2009.04.01 フランス: カルカッソンヌ⑤

2009-04-19 08:32:12 | 海外旅行
町を抜け丘を上がると、堀沿いに城への入口が見えてくる。堀は今では空堀になっている。入口まで来ると、城の東から南にかけて残っている内側の城壁が目に入る。きっと、かつては二重の外壁が城の全周にめぐらされていたに違いない。

前方、堀に突き出たところが外側入口


外壁と内壁の間にある「回廊」


内壁にある門。向こう側は「城内」。

2009.04.01 フランス: カルカッソンヌ④

2009-04-18 09:05:20 | 海外旅行
コムタル城を仰いでとりまく一帯の地名はシテと言うらしい。フランス語で「シテ」は英語の「シティー」に当る。これは普通の名詞で、特定の地名のような固有名詞ではない。それゆえ、シテと言う地名も妙と言えば妙だ。しかし、現実にそう呼ばれているならそれで良い。首をかしげる筋合いも無い。
よく見れば、町の家々の塗装はなかなかカラフル。しっとりと落ち着いた感じのパステルカラー系であるのが良かった。
ちょうど新緑が始まったばかりというような季節。所々に、桜だか、アーモンドだか、リンゴだかの木が真っ白な花を咲かせていた。







2009.04.01 フランス: カルカッソンヌ③

2009-04-17 09:07:16 | 海外旅行
カルカッソンヌに立ち寄った目的は、無論、コムタル城の見物。
この日は生憎の雨。朝、駅近く、ミディ運河を前にしたホテルを出た。昨夕歩いた「目抜き通り」を突っ切り、南の門を出ると又広場。その広場の向かい側、斜め左に入る細い道道に入って城に向った。間もなく、オード川にかかった古色蒼然たる旧橋を渡る。歩行者専用。橋の上から進行方向、小高くなったところにコムタル城が目に入る。「デッケー!!」、なにしろ、全長約3kmの城壁に囲まれた城だ。雨にけむって、もろ、中世っぽい。
一方、端の上からみる川岸の新緑の風景もなかなかのものだった。

南の門向こうの広場


旧橋


コムタル城遠景


川辺の新緑

2009.03.31 フランス: カルカッソンヌ②

2009-04-16 08:38:55 | 海外旅行
駅を出て運河を渡ると、目の前に旧市街を600m余りほどの長さで南北に貫く「目抜き通り」が伸びている。道幅は5mほどか・・狭い。真ん中あたりが、所謂スクエア(広場)になっている。
夕方、ここをずっと歩いてみた。薄暗い天気も加わり、何となく寂しげな雰囲気。カルカッソンヌの町自身は田舎町ゆえ、「まあ、こんなもの」なのだろう。
夕食には、駅近くのレストランで「ムール貝の酒蒸し」とでもいうやつにありつけた。ボウルにいっぱい!なのが良い。 「海から離れた地なのに・・」と思いつつも、なかなか旨かった。

駅側(北側)入口から見た「目抜き通り」


南側の門越しに見通した「目抜き通り」


南側門を出たところの広場で見た大木

2009.04.15 快晴の新宿西口近辺

2009-04-15 17:23:30 | 散歩
昨日の「荒天」は吹っ飛び去り、今日は風がやや強めだが全くの「好天」。快晴の下での散歩、日差しは強いが、乾いた空気が心地良い。
桜ももはや新緑となり、イチョウの若芽もずいぶん大きくなっている。小さな店・建物がひしめく西口一角も、今日はなにやらすっきり爽やか!






2009.03.31 フランス: カルカッソンヌ①

2009-04-15 09:29:11 | 海外旅行
チュニジアにちょっとだけ寄り道したが、これから、フランス、ラングドック・ルシヨンからミディ・ピレネー方面を回る足掛け一週間の旅が始まる。
この旅行、某写真コンテストに応募した写真がグランプリを受賞し、その賞品としてもらったヨーロッパ往復航空券を使って計画したものである。それゆえ、このフランスの旅を「本命」とすべきであろう。しかし気持ちの上では、「ついで」のチュニジア里帰りとどっちが本命だったかというとなかなか比べ難いところだ。
もっとも、これは「お父さんとお母さんとどっちが大事?」と同じような話で、比べても仕方が無いことではある。

14:14マルセイユ発の列車でカルカッソンヌに着いたのが17:21分だった。
駅舎を出るとすぐ前がミディ運河。
天気は今にも降り出しそうな曇だった。

ミディ運河越しに見たカルカッソンヌ駅


ミディ運河


ミディ運河

2009.03.31 フランス: マルセイユ①

2009-04-14 08:27:46 | 海外旅行
朝6時頃、友人がホテルまで来てくれた。08:10分発の便で発つ我々をチュニス・カルタージュ空港まで車で送るためである。空港にはもう一人、別の友人が見送りに来てくれていた。
正味三日間足らずの「里帰り」をした我々夫婦を、たいへんなホスピタリティーで迎えてくれたチュニジアの人は彼らを含め六名。他にも六名と旧交を温められた。「ここは地の果てアルジェリア」の一つ手前の地にこのような友人・知人がいるということは、文字通り有難いこと思う。同時に、人と人とのめぐり合いの不思議さをも思わざるを得ない。

10:50分にマルセイユ空港到着。時差の関係で、正味飛行時間は1時間半とちょっとであった。
空港からバスで、マルセイユ・サン・シャルル駅へ。
下は、カルカッソンヌに向かう列車をここで待つ間に撮ったマルセイユの街の風景。

遠く、丘の上にNotre Dame DE La Gardeが見える・・



2009.04.30 チュニジア: ラ・マルサ

2009-04-13 09:23:18 | 海外旅行
シディ・ブ・サイドから、我が「心のふるさと」マルサに電車で向かった。三駅目の終点である。相変わらずのボロ電車。しかし、車内で時々視線を交わす乗客のまなざしが、鋭くも優しげにキラキラしているのが嬉しい。
駅は、ラ・マルサの中でも「マルサ・プラージュ(マルサ海岸)」と呼ばれる部分にある。
周囲を一巡してみれば以前と変わらぬ雰囲気。先ず、大きなモスクは、当然、そのまま。昼日中広場のカフェに憩う人。午前中でまだ荷も客も余り入っていない市営市場の魚売り場を覗けば、それでも「どうだい!」の声がかかる。町中で何人か見かけた昔見知った顔。などなど・・・。
一方、かつて住んだ家といえば、住む人が変わっているせいだろう、何かもう「これはちがう!」という雰囲気であった。
今日本に戻りこのマルサを思えば、やはり「ふるさとは遠くにありて思うもの」との感が強い。良き思い出は良き思い出のままであるだけで十分との気もするからだ。また二、三年すると心変わりして、行ってみたくなるのかもしれないが・・・

シディ・ブ・サイド駅


Marsa Plageの大モスク


モスク前広場のカフェ