Yoshikoのお部屋

水彩や水泳など水が大好き。
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なんでも思いついた日に思いついたコトを書いています。

定年後の事

2008-09-14 20:36:27 | 日常の事
先日知り合いが、「もうすぐお母さんが定年で、公務員でずっとやってきたから、急に仕事がなくなったら、なんか変にならないかな?と心配
と言っていました。 60歳で定年になり、子育て期間も上手く育児休暇などを利用して仕事をし続けてきた人などが退職したら、ポッカリと空洞が出来たようになってしまうのかもしれません 私も会社に勤めていて、フリーになった時に、あら、こんな楽でいいのかしら? と思った記憶があります。

お世話になっている仕事先の社長さんは、ずっと会社務めをしていて、50代で独立してお店を立ち上げて、今は60代で、ある程度下の人に任せておられるのですが、長く会社勤めをしていて、もうちょっとしたら厚生年金も貰えて、尚且つお店も持っておられて、良い選択をしておられるなぁと思っています

私の教室も、定年や仕事を辞めて時間が空いたから、絵でもやってみようかと来られる人が結構おられます たくさん出来た時間を、自分の趣味ややりたい事をして、楽しんで生きられるといいと思うのですが、急にポッカリと空いた穴が埋められない人は、心の病気になってしまうのかもしれません。

私はお寺の本にイラストを掲載させていただいているのですが、よくその本にも書かれていたり、仕事先の年配の方が言っておられる事なのですが、
今の生活で ああしたいとか、ああなれば・・・とかというのは、全部「欲」で、それが無くなれば、この世の中は快適に暮らせるみたいです

確かに、今の自分が嫌だと思う事を考えると、そうだなと思います。
私は定年などないのですが、キレイな夕焼けや、お花が咲いた喜びや、お料理が美味しく出来た小さな嬉しさを喜ぶ心、先週は時間が結構あったので、水泳トータル6キロも泳いじゃった満足感平凡な日々を楽しむ心がとても大切なのだと、私の周りの方達は教えてくれます
自分の力なんて、ホンの塵のようなもの。でも、そういう日々を楽しめる感性は、なんだかとっても大きな宝物のように思えるのです