さて、演奏後の動きです。
⑤楽器置き場に戻ってきたら、まずは楽譜を一括してケースに入れましょう。
そしたら、しまうのに時間がかかる木管の人たちに
ケースを渡してやる係がいればいいと思います。
これは金管ですぐしまえるチューバ・ユーフォ・トランペットあたりの上級生でしょうか?
座り込んで作業をすることになりますので、これもぶつけたり踏まれたりしないように
注意しなければなりません。
⑥トラックに楽器を積み込みますが、これもまた、トラック前と楽器置き場の両方に指示を出す人が必要です。
奥には打楽器が積まれているはずですので、トラックの荷台付近まで運んだら、
積む人の「チューバ」とか「サックス」など呼ばれた順にすばやく積み込みます。
自分の楽器だけ片手で運ぶのではなく、両手を使えば2人分の楽器が運べます。
楽器置き場に何も無くなったら、担当者がトラックまで報告に行きます。
基本的にフルートとクラリネットは手持ちで移動します。
トラックに揺られると、震動でネジが緩むことがあるからです。
打楽器もネジを締めた状態で積み込みます。
⑦学校に着いたら、どんどん下ろしていきます。
「外靴でトラックから玄関まで」のチームと
「内靴を履いて玄関からなかよしホールまで」の2チームに分けます。
今回は6年生が外靴、5年生以下が内靴でした。
以上、長々と書きましたが、
基本的には「自分たちの使う楽器は、自分たちで運ぶ」を
心がけさせたいのです。
どうしても力が必要な「トラックへの積み下ろし」とか
「会場内の段差がある長距離の移動」などを
手助けしていただくのは、ありがたいことです。
演奏会の役員の仕事をしていると、
楽器持参で解散したとたんに、
親に楽器を預けてこどもは手ぶらで歩いている光景を見かけたりします。
それでいいのでしょうか?
あまりにも重い楽器は仕方ないとしても、
「どうして自分の楽器を自分で持たないんだろう?」
という疑問が湧いてきます。
その愛着の度合いが、そのまま演奏に表れるような気がしてなりません。
それは個人持ちのものであろうが、学校の楽器だろうが同じことです。
楽器をぶつけたり、椅子から落としたりして、
心も痛まず、平気な顔をしてるのであれば、
もはや部活を続ける資格すらないとさえ、私は思っています。
そのくらい、楽器って大事なのですよ。
うちの部員には、そうはなってほしくありません。
今回も親の会の皆さんには、大変お世話になりました。
ありがとうございます。
みんなに愛されるバンドにするためには、
楽器が上手だけではなく、心も耕さねばなりません。
今後ともご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
次の発表は、7月28日(日)の
秋田県吹奏楽コンクール(ミルハス)です。