世の中のうまい話

魚のウンチク、旬、漁師だけが食べている浜料理の紹介などなど・・・食べ歩きは八王子中心!都心も地方もたま~に

鮎魚女(アイナメ)

2021年05月02日 19時05分00秒 | Weblog


鮎魚女(アイナメ)

【語源】
姿がアユに似ている為、「鮎なみ」が転じてアイナメになったと
言う説。鮎と見た目が似ているからではなく、鮎のように縄張りを
持つ習性のため、「鮎のような魚」と言う意味で「鮎なみ」転じて
アイナメになったとも言われる。


       アイナメの椀物

【旬】
旬は春。4月~6月頃だが、三陸ものに限り、冬もうまい。





【うんちく】
アイナメは北海道ではアブラコ、東北や関西ではアブラメなどとも
呼ばれ愛媛では「モミダネウシナイ」という面白い呼ばれ方もする。
アブラコ、アブラメは身に脂がのっている、また、体表のヌメリが
油の様だから。
「モミダネウシナイ」は、この魚をおかずにすると、種モミまで
食べてしまうほど美味いからとか、むかし、ある百姓がこの魚の
美味さにひかれ、モミ種の金まで使い果たしたから・・・。などの
逸話が残されているほど美味しい魚。


沿岸の岩礁域に住み、甲殻類・小魚を食べる。産卵期は冬で雄は
岩礁に縄張りをつくり、雌が産卵した卵を孵化するまで守りぬき
ます。   父親の鏡ですね。
この時期の雄の体色は鮮やかな黄色となり、非常に攻撃的で大型の
魚に対しても攻撃します。  父は強し・・・・・。






【ブランド・産地】
ブランド化はされていない。日本各地に生息し、特別な産地もない
が、しいて言えば福島県相馬のアイナメだろう。



【産地ならではの漁師料理】
福島県相馬の「アイナメの味噌たたき」は郷土料理として有名。
三枚におろし、皮をひいたアイナメの身と味噌をあわせ、包丁で
たたくと言う簡単なもの。「鯵のなめろう」より、ねっとりとして
美味しい。


      アイナメの味噌タタキ


もう一つは、新潟県栗島、漁師の野外料理「わっぱ煮」。

この島の漁師さんは「わっぱ」にご飯と味噌だけを詰めて、漁に
でます。昼時になると近くの磯に上がり火を起し、獲れたての小魚
と小石を焼きます。わっぱのご飯をフタにうつし、わっぱに真水を
入れ、味噌を溶かします。そこに焼いた魚と真っ赤に焼けた石を
入れ出来上がり。豪快・あったか、うまい・・。寒い日には最高。

漁師さんは言います。「このわっぱ煮は、どんな魚でもかまわない
。だけど、アイナメのわっぱ煮に勝るものはない。ダシが良く出て
磯の香りがするんだよ~」と・・・。







【栄養と効果・健康】
脂がのった魚であるが、低脂肪・低エネルギー。
白身魚のわりにはビタミンEやDが多く、細胞の再生を助ける水溶
性のビタミンB2も多く含んでいる。


アイナメの情報ドシドシお待ちしています。




        アイナメと山菜の煮物











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プロが選んだ・・・・魚の【のれん街】

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帆立貝(ホタテガイ)

2021年05月02日 06時13分36秒 | Weblog



帆立貝(ホタテガイ)



【語源】
「帆立貝」の語源は、この貝が移動する時、舟の帆の様に殻を立てて
移動する姿から・・・と言われています。しかし実際は少し違うよう
です。実際の移動方法は貝柱を使って殻を閉じる際、噴射口から海水
を勢いよく吐き出して前へ進みます。
一度の噴射で2㍍近くジャンプします。この跳躍力を可能にする為
貝柱が発達し、その恩恵を私たちは受けているわけです。


      ホタテの串焼き

古書には、ホタテは「海扇」と記されています。
これは、形が扇(オウギ)に似ていることからこの字を当てたとか。
見たままですね~!

現在でも白干などの干貝柱業界団体にこの名称が残っています。
また、中国では「海扇」の字が使われているくらいです。




          ホタテの刺身



      ホタテの肝 しょっつる焼き



【旬】
ホタテの旬は難しいです。春だという説、秋だと言う説。
養殖技術が最高域にまで達している事、冷凍しても味が落ちない事
などの要因が旬をわかり辛くしているようです。
裏を返せば、非常に馴染みがあり、1年中美味しく、需要がある優秀
な食材と言えるでしょう。

マグロ君の見解ですが・・・産卵後の貝柱が成長する夏から秋と、
産卵前で精巣や卵巣が太る冬から春にかけてが旬ですが・・・

特に産卵前の3~5月、春が旬という事にしたいと思います。

また、春は養殖物の最盛期。流通しているホタテの多くは養殖物の
為、春が旬としましょう。







【うんちく】
潮通しのよい水深70m以浅の砂泥底や砂礫底に生息し、水深30m
以浅に多い。生息水温は22℃以下で、20℃以上では成長が止ると
言われています。
水温25℃を超えると全滅すると言われています。温暖化が心配
ですね。
また、低塩分にも弱く、淡水中に入れると1分前後で死に至ります。



       ホタテの殻焼
日本で一番消費量の多い貝と言えば、アサリでもシジミでもカキでも
なく、ホタテ貝です。古くは5千年~7千年も昔の貝塚からホタテ貝
の貝殻が出土しています。
縄文時代にはホタテ貝はすでに重要な食料だったようです。
現在に至っては、他の貝類を圧倒する漁獲量と、貝柱の旨味、栄養価
の高さ、さらに姿の美しさから「貝類の王」、「海の貴婦人」と賞賛
されています。





    左が天然、右が養殖のホタテ

【養殖と天然】
ホタテの主産地は北海道、岩手、青森です。
天然物は一部で、ほとんどが養殖物です。

ホタテの養殖方法は大きく分けて2種類あります。
三陸や青森で行われているのは、稚貝をある程度籠の中などで育て、
殻に穴を開け、そこにヒモを通して海の中に垂下する養殖方法。
(3~4年で出荷します。)

北海道では、稚貝を海に地撒き(ぢまき)放流し、3年後に漁獲する
やり方をします。

どちらも、餌を与えるわけではなく、自然のプランクトンで育つ為、
養殖の定義にあたらないのでは・・・・と言う見解もあります。


      
特徴としては、三陸・青森の吊るしは、砂をかまない為、刺身用の
貝柱とワタ付きのボイル物の両方で流通しますが、北海道の地撒き物
は、砂をかむ為、刺身用の貝柱で多く流通しているようです。



        ホタテのにぎり寿司



【ブランド・産地】
主な産地は前章でも記したとおり、北海道、青森、岩手です。

ブランド化はされていないようですが、北海道噴火湾のホタテは
品質が良い事で知られています。

豊富なプランクトンとミネラルを含む噴火湾の水質は、ホタテに
留まらず、毛蟹でも有名です。


      ホタテのヒモ煮付け



     みそか焼

【産地ならではの漁師料理】
刺身、寿司、バター焼、鍋、かき揚げなど、様々な食べ方があります
が、下北の漁師さんは「味噌貝焼き」を好みます。
地元では「みそか焼」と呼ぶようです。作り方は簡単。
①貝殻からはずしたホタテの貝柱とヒモ(冬場は卵の部分も)を包丁
でぶつ切りにし、元の貝に乗せて火にかけます。
水を少し加えて適量の味噌を溶き入れる(この時に刻んだネギや春菊
、キノコなどを加えても良い)。
②火が通ったら、といた卵を加え、半熟状態になったら出来上がり。

味噌と卵の相性が抜群の郷土料理です。


また、漁師さんの刺身の切り方は一味違います。
通常は、貝柱を薄くするように、横に包丁を入れがちですが、漁師
さんは、繊維にそって縦に入れます。
「縦に入れた方が、独特の歯ごたえを楽しめるんじゃ~」・・・と!
皆さんもお試しあれ!


      天然のホタテ

【楊貴妃とビーナス】
ホタテ貝ほどその地位が東西を問わず認められ、高格付けされている
魚介類は珍しいと言えます。
干しホタテは中国料理に欠かせない高級食材ですが、中国ではホタテ
貝は別名、「揚妃舌(ようひぜつ)」と呼びます。
絶世の美女として名高い「楊貴妃の舌」です。
美しい光沢と弾力のある貝柱を喩えてのことなのでしょうが?


       ホタテの天ぷら

西洋では、特にフランス料理の重要な食材として高い人気を誇ります
が、その地位の高さを物語るものは、かの美神ヴィーナスの絵画や
王侯貴族の紋章などです。
15世紀の有名な絵画「ヴィーナス誕生」で髪の長い美神が立ってい
る台座はホタテ貝です。
また、英国最高位のカーター勲章を受けたチャーチルが作ることを
許された新しい紋章のデザインもホタテ貝です。



【栄養と効果・健康】
ホタテの貝柱は高たんぱく・低脂肪。なおかつ美味しい~!
究極のダイエット食です。
旨み成分のイノシン酸、グルタミン酸の双方を豊富に含んでいる為、
貝類の中でも最高に美味しいと、科学的に言えます。

タウリンも豊富なので血中のコレステロール低下、血圧を下げる作用
も期待できます。

脳卒中、動脈硬化、心臓疾患などの予防になる食材です。

       煮ホタテのにぎり寿司




            ホタテ飯
























      ホタテ丼(山ワサビが嬉しい~)







          ホタテのウニ焼き







          ホタテを使ったイタリアン





       ホタテの丸ごとフライ







        煮ホタテのにぎり






           ホタテのバター醤油焼き








           煮ホタテ   










       ホタテのウニバター焼き












              ホタテのコーンバター焼き



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