岳と百姓と

会社定年、第二の人生で新たな世界を!農業、登山と旅行と趣味三昧のブログ

ネギを語る

2018年12月27日 | 百姓
平成30年12月27日(雪嵐)

今日は朝から凄い嵐で風は台風並みで雪も舞う地吹雪でこんな日は出かけないほうが安全なので基本出かけけないようにしていました。



最近、年末になって農業に対する各方面からの助成金の振り込み通知が結構来ていて、自分のような小農家でも結構な額が降り込まれましたが、大農家はどんだけもらっているんでしょうね?
ある大農家さん曰く、「利益の大半は助成金だよ、助成金が無いとやっていけないよ」と言ってましたから農家にとっては貴重な収入源ですね。

今日、税務署さんからバイトの採用通知があって、来る2月13日から3月29日までバイトに行くことになりました。ねぎや野菜苗の播種作業をしながらバイトに行くことになりますのでまた忙しくなりますが家で炬燵でまったりして居るよりは良いことですね。

ただ、その前にまた、山にいくことにしていますので旅費を稼がないとね。先日の山旅の反省を踏まえて今度は飛行機を使いますのでしっかり働かないとね。前回は夜行バスの乗り継ぎで四国まで行ったのですが、老体には負担が大きかったのと後でわかったことですが飛行機利用のほうが旅費のトータル費用が安いことが解ったんですね。また、東京から四国まで直通で行くより、大阪で乗り継いだほうが安いことも解りました。まだまだ、旅の匠にはなれんせんね。

さて、年明けからねぎの播種をするんで夕方、風が収まったのを見計らって種子の注文をJAにしてきました。納入希望は1月10日にしましたが、種苗会社が年末の休みに入っているところがあって無理と連絡がありました。計画的には2月上旬播種でも間に合いますが、出来るだけ前倒しで作業しておこうかなと思ったところでしたが発注が遅かった。

さて、掲題についてねぎの品種について説明要望がありましたので、自分の経験等を語ってみます。要望がホワイト系、夏扇系なのでこの2種をあげます。
◆ホワイト系(タキイ)
⓵ホワイトスター 葉色は薄く病気に弱い。特にべと病には気を付けないといけない。早生性なので当地で言えば夏ネギ向き。伸びや太りも良く、揃いは抜群に良いし姿も良い。ねぎは柔らかくて味も良い。また、夏の猛暑では成長が停滞し、涼しくなると一気に伸びるので収穫時期を間違えると棒ネギになる可能性がある。軟腐病にもかかりやすい。自分の一番好きな品種です。病気に弱いので他の農家さんたちは皆敬遠するのですが、自分は何と言ってもホワイトスターがメインです。
⓶ホワイトタイガー ホワイトスターより成長が遅い。伸びや太りもホワイトスターより劣る。環境の不良条件やねぎへのストレスで分割ネギが多発するので気を付けたい。
⓷ホワイトソード  ホワイトスターより成長が遅い。晩成型なのだが在圃性も良く太身も出る。ただ、葉が綺麗で手触りも抜群だけど、葉折れが凄い。一寸触っても葉が折れるので、見た目、肌触りは最高だけど自分の根切り葉切り機では葉折れが多発するので自分は採用見送り。

◆夏扇系(サカタ)
⓵夏扇パワー 葉色は濃い。早生性で伸びや太りも良い。早播きから遅蒔きまで対応できるので栽培しやすい万能型である。大型産地はほとんどこの種をメインにしている。ただ、伸びが早いので適期収穫を守らないと棒ネギになる可能性が高い。ただ、ノロが多いので出荷作業時は作業場がどろどろになることが難点。ノロをしっかり出し切らないと段ボールがノロで崩れるので箱詰めに注意が必要。
⓶夏扇4号  夏扇パワーより在圃性が良い。葉の勢いが良いので畑では超立派に見える。夏場は成長が停滞し、涼しくなると一気に伸び始めるので取り遅れに注意しなくてはならない。耐病性はホワイト系より強い。大型産地向け。
⓷夏扇3号 上記の特性に加えてさび病に強いがストレスに弱くて分割ねぎができやすい。
⓸夏扇2号 晩成型で涼しくならないと伸びや太身も始まらないので成長を待っていると雪に当たる可能性があるので雪国では注意が必要。自分は不採用。
⓹夏扇タフナー 今年、種苗交換会で農林水産大臣賞を取った品種。最近出てきた品種のようですが自分は栽培経験なし。急に人気が出て種子が足りないらしい。未だ、実績が少ないのでJA的には導入しないようにとお達しがありました。自分は採用しませんけどね。



◆その他
⓵関羽一本太(トウホク) 在圃性が良くて他の品種の収穫の繋ぎで植えることが多い。草勢も良いし葉色も濃くて見た目立派。ただ、ねぎは固くて味も良くない。特に問題なのが黄斑病などに弱く、特にサビ病に弱いことが欠点。

以上かな?今年の実証実験の結果は今取りまとめ中なので別途、公開します。

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2 コメント

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新品種 (実家は元農家)
2018-12-28 19:51:44
夏扇タフナー(SK2-038)は夏扇3号と夏扇4号の中間程度の肥大性があり多肥条件でも暴れにくいという特徴があるようです。さらに夏扇系にしては小葉で強風による葉折れが少なく厳寒期も比較的枯れ込みにくいという夏扇系らしからぬ特徴も持ちますので栽培体系は夏扇系とまた違うと考えるのが良いでしょう。
定植が遅くても5月上旬までとなっているのは生育が比較的穏やかでメーカーの栽培カレンダー通りだと4月下旬に定植したとしても収穫は11月中旬以降になり東北地方では積雪によって収穫が難しくなるからだと思います。品種の特性からして北関東(栃木・茨城・群馬)以南の平地向けの秋冬品種ですね。東北は先にも書いたように収穫スケジュールからすると栽培が難しい品種だと思います(雪囲いをして越冬ネギを出荷している能代あたりでは栽培実験をするかも知れませんが)。

一般的に種苗メーカーが新品種として出す品種はメーカーでの栽培試験(ポットおよび圃場試験)→提携農家による圃場での栽培試験を経ていますが品種の形質が安定するのには登場から数年はかかります。ですので多くの農家は良いと思っても登場から2~3年程度待って栽培データが増え形質がある程度安定したきたかなと思った頃合いに実験的に栽培するのが一般的ですね。
今年の栽培実験のメインとなったトキタなどメーカーによっては未だ品種として完成とは言えないが生産者等から要望があるので実験番号のまま商業生産するというケースもあったりします。この辺は種苗メーカーによって本当に個性の別れるところでもあったりします。

余談ですが種苗メーカーは毎年または離年で「参観デー」と称して自社の研究農場を開放し自社品種のPR等を行うイベント(試食ができる場合も有り)を秋口から初冬に掛けて開催しています。農業試験場のイベントとはまた違った面白さがありますので一度来場されてみてはいかがでしょうか?東北だと株式会社渡辺
採種場(ネギの「白妙(しろたえ)」、キャベツの「YR青春2号」等が有名)が宮城県栗原市に「瀬峰研究農場」を設置していて電話予約をすれば毎週木曜日(祝祭日を除く)の参観日に担当者の案内付きで農場を見学することができます(詳細は渡辺採種場のHPに掲載してあります)。

今年も残りわずかとなりました。よい年をお迎えください。
今年もありがとうございました (岳仁)
2018-12-31 17:12:23
実家は元農家さん こんばんわ。
いつも良い情報をありがとうございます。
夏扇タフナーは当地域では生育の特性からして導入しずらいですね。自分は「森の奏で」のほうが実績もあるので在圃性から採用します。
お約束の実証実験のレポートは自分の怠けから遅れて申し訳ございません。年明けにお送りいたします。
また、来年もいろいろとご指導願います。
よろしくお願いいたします。

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