今年の問題をぼちぼち検討しています。問題Ⅱの設問(3)の「戊が、特許権Pに係る特許を無効にするために、特許法上、とり得る対応について、説明せよ。」という問題はみなさんどのように解答されたのでしょうか。
甲の特許は冒認っぽいですね。ところが、戊は特許を受ける権利を有していないので、冒認を理由に無効審判請求をすることはできなそうです。その一方で、発明者丁は自ら当事者となって無効にする意思はないとの . . . 本文を読む
マドプロ共通規則の特許庁仮訳が公表されています。
今度の吉田ゼミの対照条文(マドプロ)は共通規則も対照させて入れようと思っています。
ところで、マドプロの規則はなぜ「共通」規則なのかというと、もともとも存在するマドリッド協定と、現在のマドプロ議定書の双方に共通の規則という意味です。
両者の条約の関係は、例えばマドプロ議定書の9条の6等、随所に規定がありますね。この点に関しては試験にはあまり関係ない . . . 本文を読む