シニア花井の韓国余話

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韓国初の放射性廃棄物処分場が完成

2015年08月29日 20時18分42秒 | Weblog
韓国南東部・慶尚北道慶州市で8月28日、初の中・低レベル放射性廃棄物処分場の完工式が行われた。1978年に原発第1号機が運転を開始してから38年で放射性廃棄物処理場が完成することになった。完工式に出席した黄教安(ファン・ギョアン)首相は「安全を最優先に考えて建設した」と強調した。
 処理場は安全性をめぐる議論が続くなどして、1986年に建設地選定が始まってから完工するまで30年かかった。
 処分場の地下内部には高さ50メートルのサイロと呼ばれる建造物が6基あり、200リットルのドラム缶10万本分の放射性廃棄物を処分することができる。今後は韓国内の原発の臨時貯蔵庫に保管してある放射性廃棄物を専用の運送船舶とトラックで輸送し、廃棄場で処分する。
 韓国原子力環境公団はドラム缶80万本分の処分を目標に施設をさらに建設する計画だ。
 総事業費1兆5436億ウォン(約1585億円)を費やした処理場は2006年1月に工事を開始。昨年12月に使用承認を受けた。廃棄場周辺の放射線量は年間0.01ミリシーベルト未満で、自然放射線量である年間2.4ミリシーベルトの240分の1となっている。サイロなど廃棄場の防壁はマグニチュード6.5に耐えられる設計となっている。
【慶州聯合ニュース】15.8.28



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