シニア花井の韓国余話

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「チャイナの悪夢」に震える中国進出外国企業

2013年08月13日 23時57分42秒 | Weblog
韓国大手新聞 朝鮮日報13年8月13日記事抜粋
中国に進出した有名外国企業が中国の政府・消費者による相次ぐけん制に苦戦している。8月10日付英フィナンシャル・タイムズは、外国企業の「チャイナ・ドリーム」が「チャイナの悪夢」に変わっていると伝えた。今年もアップルをはじめ、世界的な製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)、ニュージーランドの乳製品大手フォンテラなどが品質問題、贈賄などの問題で謝罪した。中国メディアや消費者団体は「人民裁判」式に外国企業を非難した。
 8月6日、フォンテラのスピアリングス最高経営責任者(CEO)が北京入りし、同社の粉ミルクから神経まひを起こす可能性があるバクテリアが検出されたことを謝罪した。中国で全世界の消費者に向かって謝罪したのは、フォンテラの売り上げに占める中国市場の割合が20%に達するためだ。特に中国の消費者は「メラミン粉ミルク」騒動以降、粉ミルクの品質に非常に敏感だ。中国政府はフォンテラをはじめ外国の粉ミルクメーカー6社が価格談合を行っていたとして、罰金6億7000万元(約106億円)を課した。独占禁止法違反での罰金額としては過去最高だった。共産党機関紙の人民日報は「輸入粉ミルクが良いというのは迷信だ」と国産粉ミルクを弁護した。
 GSKの中国法人幹部4人は7月15日、贈賄と脱税などの疑いで逮捕された。GSKの英国本社は容疑を全て認め、中国法人の代表を更迭した。現在中国政府はフランスのサノフィなど外資系製薬会社の不正に関する捜査を拡大している。
 中国政府と官営メディア、消費者の最初の攻撃目標はアップルだった。中国中央テレビ(CCTV)は今年3月、アップルのアフターサービスの問題点を2時間の特集番組で扱った。消費者は不買運動を起こす兆しを見せた。このため、同社のクックCEOは2週間後、同社の中国語版ウェブサイトに長文の謝罪声明を発表した。
 フィナンシャル・タイムズは、習近平国家主席が就任後、中国企業の構造改革や腐敗撲滅を強調しているものの、成果を上げるのは難しく、外国企業の取り締まりで名分を立てようとしているのではないかと分析した。北京の外交筋は「中国は外資誘致が必要だった時代には外国企業の違法行為や中国差別を黙認したが、現在では例外を設けず原則通りに対応しようとしている」と指摘した。
北京=アン・ヨンヒョン特派員





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